一般社団法人 情報システム学会
一般社団法人情報システム学会
概要
 情報システム学会(Information Systems Society of Japan)は,人間中心の情報システムを志向し,ビジネス・研究領域の融合や情報システム人材の育成を目的とした学会です。本学会は、日本学術会議指定した「協力学術研究団体」です。
情報システム学会での“情報システム”の捉え方
“情報システム”は
あなたに優しいものですか?
あなたに有益なものですか?
あなたに何かを強いていませんか?
そして,あなたは“情報システム”を
十分に使いこなしていると実感していますか?
“情報システム”は
人間活動を含む社会的なシステムです。
豊かな情報空間をもたらします。
単なるコンピュータ応用システムではありません。
人間の情報行動を支え,発展に寄与するものです。
組織活動に柔軟と革命を与えるものです。
2025年 伊藤重隆会長 就任ご挨拶
一般社団法人 情報システム学会
代表理事 会長 伊藤重隆

 2025年(令和7年)5月24日に開催されました社員総会で推薦され同日開催されました理事会で会長に選任されました。会員の皆様、今後共、よろしくお願い申し上げます。本年は、当学会創立以来、20周年を迎えます。これまで、当学会をご支援頂きました皆様方に、御礼申し上げます。

 この20周年を迎えると言うことで、本年の全国大会、春夏講演会、シンポジウム、委員会活動、研究会活動は一層盛り上がると考えます。関係者の皆様の多大なご努力、ご協力が必要と思いますので、よろしくお願い申し上げます。

 さて、現在の社会情勢を見ますと、国際的には紛争が多く生じ厳しい状況です。また、国内では、米の値段が急上司する問題と同時に物価も上昇しています。日常のニュースでは、オンライン・カジノ、オンライン詐欺、SNS利用犯罪、口座乗っ取り、サイバー侵害、個人情報漏洩発生等も報道されることが多くなっています。このニュースを客観的に見ますと、偽情報、偽情報システムへの誘導、偽情報取引(空売り詐欺等)利用、企業・役所への業務妨害が多く生じている様に感じます。これらの問題を解消する様に、『情報』とは、『情報システム』とは、について各個人、各企業、各公的機関等で従来以上に意識し活動することが求められていると思います。この状況に対して『人間中心』の観点を忘れずに『情報システム』について研究し社会へ研究成果を普及させ個人、個人を幸福にすることが当学会には求められていると考えます。その一環として、2023年に完成した長期に亘る研究を反映した新情報システム学体系化調査研究委員会が発刊した書籍『情報システム学』が公的組織、企業、大学・高校教育で活用されることは大変に有意義と考えます。引き続き当学会は、社会の基盤である情報システムついて情報自体、情報技術(AI含むIT)及びシステム理論について倫理学、言語学、教育学、心理学、経営学、哲学等の領域と連携しDXを意識せずに『人間中心の情報システム』実現を目指すことが求められていると考えます。是非、会員の皆様と力を合わせて研究し成果を産み出し社会貢献をしたいと考えます。よろしくお願いいたします。



以上
2025年(令和7年)6月27日

 
Copyright © 2010 Information Systems Society of Japan