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         情報システム学会 メールマガジン
                 2010.7.25 No.05-04

[1] 第5回 懇話会「新しいCIOの役割と方法論としてのグランドデザイン」
          開催のお知らせ(7月28日開催)
[2] 第8回「情報システムのあり方と人間活動」研究会 開催報告
                 (7月10日開催)
[3] 一般社団法人情報システム学会の設立登記が完了しました
[4] 理事が語る「何故にお客様は『要求』ではなく『感想』を語るのか」
                 (金田重郎)
[5] 評議員からのひとこと「就職活動を正常化して学力の向上を図ろう」
                 (魚田勝臣)
[6] 新連載(隔月)「システムの肥大と人間の想像力:第1回」(矢野直明)
  「『等身大精神』の危機」
[7] 連載「情報の価値とインテリジェンス:第3回」(菅澤喜男)
  「インテリジェンスにもリテラシーはあるか」
[8] 連載「著作権と情報システム:第16回」(田沼 浩)
  「1.著作物 [3]文化庁案「著作権審議会第六小委員会
           (コンピュータ・ソフトウェア関係)中間報告」(8)」
[9] 連載「プロマネの現場から:第28回」(蒼海憲治)
  「プロジェクト・マネージャの資質・・インテグリティ」
[10] 連載「情報システムの本質に迫る:第38回」(芳賀正憲)
  「ねじれ国会の情報システム学」
[11] 第60回理事会報告(2010年7月17日開催)

<編集長からひとこと>
 本号から矢野直明先生の隔月長期連載「システムの肥大と人間の想像力」
が始まります。矢野先生からは「愚問」が発せられております。読者の皆さま
からの「賢答」をお待ちします。
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[1] 第5回 懇話会「新しいCIOの役割と方法論としてのグランドデザイン」
                 開催のお知らせ(7月28日開催)
詳しくは http://www.issj.net/ の「今後の予定」をご参照ください。

 日時 2010年7月28日(水) 18時〜20時
 場所 専修大学神田校舎 7号館7階771教室
 演題(仮) 「新しいCIOの役割と方法論としてのグランドデザイン」
 講演者   株式会社インテック コンサルティング事業部
               シニア・コンサルタント 桐谷 恵介氏
**準備のため、参加ご希望の方は、事前に下記宛ご連絡をお願いします。
伊藤<shigetaka.itou■mizuho-ir.co.jp、又は甲斐荘<kmasaaki■kainosho.com>
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[2] 第8回「情報システムのあり方と人間活動」研究会開催報告
                      (7月10日開催)
 http://www.issj.net/mm/mm0504/mm0504-2-7w.html

 日時 2010年7月10日(土)13時30分〜
 場所 慶應義塾大学日吉キャンパス協生館6階 大会議室
 第1部 13時30分〜16時30分 質疑時間 1時間
  題目 「畳長性について」
  講演者 慶應義塾大学文学部倫理学専攻 教授 山内 志朗氏
 参加人数 14名
(開催報告全文は、上記リンクからご覧ください。)
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[3] 一般社団法人情報システム学会の設立登記が完了しました
                       総務委員長 松永賢次

 メールマガジン前号の2010年6月25日号(No.05-03)でお知らせした後の、
一般社団法人情報システム学会に関連する動向を紹介いたします。
 2010年6月26日に新法人の設立時理事会を開催し、代表幹事として
  竹並 輝之
  柿澤 晋一郎
の両氏が選任されました。
 7月1日には、東京法務局に「一般社団法人 情報システム学会」の登記申
請をし、7月6日には、登記が完了した連絡を東京法務局より受けました。
 7月17日に、第1回一般社団法人情報システム学会理事会を開き、定款に従
い、理事会にて選任すべき役職者を選任し、体制を整えております。役職者
の名簿につきましては、近日中に学会Webページに掲載いたします。
 なお、今年度の活動につきましては、メルマガ1月25日号の「情報システ
ム学会の法人化について・下 〜法人化に向けての手続きや手順〜」
http://www.issj.net/mm/mm0411/mm0411-6-1x.html でお知らせした通り、
基本的に従来の情報システム学会が実施いたします。次年度以降活動する新
法人の活動準備を、今年度中、新法人が進めていく、という体制となってお
ります。
 今後とも会員の皆様には、ご理解とご協力をお願いいたします。
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[4] 理事が語る「何故にお客様は『要求』ではなく『感想』を語るのか」
                      金田重郎
   (同志社大学大学院・工学研究科情報工学専攻/総合政策科学研究科)
 http://www.issj.net/mm/mm0504/mm0504-4-7w.html

 概要:私の研究室では、約10年前から学生による実社会連携型PBLを
試みてきた。要求仕様の明確化のために、プロトタイプを構築して、お客様
にヒアリングしている。しかし、「お客様のご意見が『感想』なのか『要求』
なのか分からない」のでいつも困っている。お客様もこちらの学生も、何と
なく「感想=要求」と理解するのだが、「本当にそうなのか」との疑念は取
れない。最近、この現象は、アニミズム(多神教)文明である日本民族固有
の問題であり、曖昧な「感想」を、一神教が生んだコンピュータに変換する
には、文化的ギャップに対する認識、特に「ことば」の問題を再認識する必
要があるのではないかと思えてきた。本稿では、文化ギャップの問題をユン
グ心理学者・河合隼雄の「中空均衡構造」モデルに基づいて考察したい。
 (全文は、上記リンクからご覧ください。)
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[5] 評議員からのひとこと「就職活動を正常化して学力の向上を図ろう」
                   評議員 魚田勝臣
 http://www.issj.net/mm/mm0504/mm0504-5-7w.html

 日本人の学力が国際的に見ても低下しており、その傾向に歯止めがかかっ
ていないと言われます。議論の対象は初等・中等教育、大学の教育現場での
実感、雇う側の評価などさまざまです。今回は、大学教育での学力低下の根
本的な原因として就職活動による大学2年制化の実態を示し、文部科学省に
よる就職活動解禁日の制定と運営など3つの方策を提言します。本提言が実
現されれば大学教育は正常化され、学力は向上します。企業は無用な経費や
労力の負担がなくなります。就職活動のミスマッチを防ぐことができ、ニー
トや非正規労働者の増加を食い止めることができると思います。
 筆者は前職が文系大学教員で、就職指導委員長を務めたことがあります。
就職活動の早期化と長期化が大学教育をゆがめ、学力低下をもたらして行く
のをつぶさに見てきました。その経験に基づいた提言をしてご批判を仰ぎた
いと思います。
 (全文は、上記リンクからご覧ください。)
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[6] 新連載(隔月)「システムの肥大と人間の想像力:第1回」
  「『等身大精神』の危機」
  サイバーリテラシー研究所代表(サイバー大学IT総合学部教授)
                                               矢野 直明
 http://www.issj.net/mm/mm0504/mm0504-6-7w.html

 旧知の本メールマガジン編集長から「矢野さんが提唱するサイバーリテラ
シーと情報システム学会の理念は似たところがある。サイバーリテラシーに
ついて連載してみませんか」とのお誘いを受けた。なるほど、情報システム
学会の理念には「真に人間中心の情報社会を実現することに貢献する」と書
いてある。わが意を得たり(^o^)、と引き受けたのは、あるいは軽率だった
かもしれない。私は技術の専門家でも、法律の専門家でもない。一介の編集
者である。いささか逡巡気味ではあるが、編集者として、あるいはジャーナ
リストとして、ここ30年、情報社会の周辺を徘徊してきたことだけは確かで
ある。情報社会のリテラシーとしての「サイバーリテラシー」を提唱してす
でに10年近くにもなる。せっかくの機会をいただいたのだから、サイバーリ
テラシーの観点から気になっている現代社会のあれこれを書きつけて、情報
社会や技術の最先端におられる諸兄姉のご意見をお伺いしたらどうかと思い
直した。
 (全文は、上記リンクからご覧ください。)
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[7] 連載「情報の価値とインテリジェンス:第3回」
  「インテリジェンスにもリテラシーはあるか」
                日本経済大学教授 菅澤 喜男
 http://www.issj.net/mm/mm0504/mm0504-7-7w.html

 情報あるいはコンピュータ・リテラシーという言葉を聞くようになってか
ら久しく時間が経っているように思います。私の記憶では、初めて大学で
FORTRANというコンピュータ言語を教えてから30年は経っているように思
います。その後も事務処理計算用の言語であるCOBOLなども教えた記憶があ
ります。今、当時のコンピュータ言語を教えたことを振り返ってみると、コ
ンピュータ言語を駆使してプログラムが書けない者は、コンピュータで各種
の処理をすることが出来なかった訳ですから、リテラシーを「読み書きそろ
ばん」と言ったのではないかと思います。
 ここでは、主に企業がインテリジェンス活動をするために必要であると考
えられるリテラシーについて考えてみます。
 (全文は、上記リンクからご覧ください。)
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[8] 連載「著作権と情報システム:第16回」
  「1.著作物 [3]文化庁案「著作権審議会第六小委員会
          (コンピュータ・ソフトウェア関係)中間報告」(8)」
               司法書士/駒澤大学  田沼 浩
 http://www.issj.net/mm/mm0504/mm0504-8-7w.html

 引き続き、1984年(昭和59年)1月に発表された文化庁の著作権審議会第六
小委員会の中間報告を検証する。 (全文は、上記リンクからご覧ください。)
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[9] 連載「プロマネの現場から:第28回」
  「プロジェクト・マネージャの資質・・インテグリティ」  蒼海 憲治
 http://www.issj.net/mm/mm0504/mm0504-9-7w.html

 この半年間、最寄りの本屋さんに立ち寄るたびに目に留まるのは、萌え系
の表紙がひときわ目を引く岩崎夏海さんの「もし高校野球の女子マネージャ
ーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(*1)です。2010年
7月初めの時点で「90万部突破」、ビジネス書では前代未聞のミリオンセ
ラー達成も目前です。でも、そのおかげもあって、ビジネスマンのバイブル
的存在であるピーター・ドラッカーさんの著作も、この本の周辺に並べられ
ています。比較的読みやすい雑誌寄稿の論文集から、とても硬派な初期の論
文まで入手しやすくなり、ドラッカーさんのファンの一人としては嬉しいか
ぎりです。
  (全文は、上記リンクからご覧ください。)
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[10] 連載「情報システムの本質に迫る:第38回」
   「ねじれ国会の情報システム学」     芳賀 正憲
 http://www.issj.net/mm/mm0504/mm0504-a-7w.html

 「畳重性」に関連して、今月の学会の研究会で慶應大学の山内志朗教授が
お話しされたテーマの1つに、ベイトソンの「ダブルバインド理論」があり
ます。レベルの異なる2つの矛盾したメッセージが伝えられ、そこから逃れ
られないとき、人は混乱に陥り、うまく対処できない場合、統合失調症の発
症契機にもなるという考え方です。
 先の参院選では、野党8党とマスコミなどから与党に対して、「マニフェ
ストが実行できていない」という厳しい批判がある一方、「マニフェストは
バラマキだから撤回せよ」という主張があり、また、かなり唐突に持ち出さ
れて賛否の拮抗した消費増税について十分な説明ができないうちに、与党は
敗北、総選挙から1年を経ずして国会は再び(逆の)ねじれ状態になりまし
た。  (全文は、上記リンクからご覧ください。)
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[11] 第60回理事会報告(2010年7月17日開催)
 http://www.issj.net/gaiyou/rijikai.html

議題
(1)2010年度(第6回)総会 総括
(2)第3回シンポジウム 総括
(3)全国大会について
(4)法人移行について
(5)ISBN出版者記号取得
(6)研究会補助制度について
(7)2008年度および2009年度会費滞納による退会者について
(8)その他
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6月25日発行html号は・・ http://www.issj.net/mm/mm0503/mm0503-0-6v.html
5月25日発行html号は・・ http://www.issj.net/mm/mm0502/mm0502-0-5x.html
4月25日発行html号は・・ http://www.issj.net/mm/mm0501/mm0501-0-4s.html
それ以前のメルマガは・・http://www.issj.net/mm/ (バックナンバー目次)

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