迷惑メール対策として、メールアドレスの @ は ■ に変更しています。 ********************************************************************** 情報システム学会 メールマガジン 2011.1.25 No.05-10 [1] 一般社団法人情報システム学会役員選挙について [2] 第6回 懇話会 開催のお知らせ(1月26日開催) [3] 2011年賛助会員賀詞交換会 開催のお知らせ(1月31日開催) [4] 第11回「情報システムのあり方と人間活動」研究会 開催のお知らせ (2月19日開催) [5] 「情報システム論文作成のためのガイドブック」出版のお知らせ (高木義和) [6] 新連載「ベテランSEの要件定義ノウハウを形式知化した 企業情報システム機能選定方法論(FUSE法)の紹介:第1回」(隈正雄) 「ベテランSEの要件定義ノウハウとは何か」 [7] 新連載 「オブジェクト指向と哲学:第1回」(河合昭男) 「プロローグ」 [8] 連載「日本の情報システムを取り巻く課題と提言:第6回」(伊藤重光) 「情報システム発展のためのISSJへの提言」 [9] 連載「システムの肥大と人間の想像力:第4回」(矢野直明) 「Googleの野望にどう対応するのか」 [10] 連載「著作権と情報システム:第22回」(田沼 浩) 「1.著作物 [3]文化庁案「著作権審議会第六小委員会 (コンピュータ・ソフトウェア関係)中間報告」(14)」 [11] 連載「プロマネの現場から:第34回」(蒼海憲治) 「意思なきところに報告なし・・『坂の上の雲』に学ぶ」 [12] 連載「情報システムの本質に迫る:第44回」(芳賀正憲) 「幻想の『坂の上の雲』」 <編集長からひとこと> 本号から隈正雄先生の「ベテランSEの要件定義ノウハウを形式知化した 企業情報システム機能選定方法論(FUSE法)の紹介」と河合昭男氏の「オブ ジェクト指向と哲学」の二つの新連載が始まります。ご期待くださいませ。 ********************************************************************** ▲目次へ [1] 一般社団法人情報システム学会役員選挙について (選挙管理委員長 山本喜一) http://www.issj.net/senkyo/2011/kaikoku.html 2011年度は、いよいよ一般社団法人としての活動に移ります。その理事な どを選出するための「代議員選挙」を実施していきます。選挙に関するお知 らせは、学会 web「選挙管理委員会会告」に順次掲載していきますので、ご 覧ください。 ▲目次へ [2] 第6回 懇話会 開催のお知らせ(1月26日開催) 企画委員会 詳しくは http://www.issj.net/ の「今後の予定」をご参照ください。 ISSJ会員相互の自由な意見交換、情報交換の場である懇話会を下記の要領 で開催します。懇話会は、講演者によるスピーチを切り出しに、あえて結論 を要求することをせず、自由な討論に価値を見出すといった感じで実施して おります。お気軽にご参集ください。 日時 2011年1月26日(水)18時〜20時 場所 専修大学神田校舎 7号館7階 771教室 題目「社会への提言の現状と今後のテーマ」 <概要>社会への提言については、10月23日に学会 web にて公表し10月25日 に日経コンピュータの web へ提言主旨が掲載されました。今回、公 表した提言についてご説明すると共に、社会への提言の今後の候補 テーマについてご説明し会員の皆様と意見交換を行う場にしたいと 考えます。 **参加ご希望の方は、下記幹事までご連絡をお願いします。 伊藤 重隆 shigetaka.itou■mizuho-ir.co.jp または 甲斐荘 正晃 kmasaaki■kainosho.com ▲目次へ [3] 2011年賛助会員賀詞交換会開催のお知らせ(1月31日開催) 賛助会員2011年賀詞交換会を1月31日(月)に開催いたします。当日は、 北城名誉会長、竹並会長をはじめとして、多くの役員でお出迎え致します。 新年を祝い、賛助会員の方々との交流を深め、今後の学会の発展を願うもの です。 賛助会員の方々への詳しいご案内は、別途メールでお知らせいたします。 奮ってご参加ください。 ▲目次へ [4] 第11回「情報システムのあり方と人間活動」研究会 開催のお知らせ (2月19日開催) 詳しくは http://www.issj.net/ の「今後の予定」をご参照ください。 日時 2011年2月19日(土)13時30分〜16時30分 場所 慶應義塾大学日吉キャンパス協生館6階 第1部 13時30分〜15時(質疑20分程度) 講演題目 「安全管理におけるヒューマンファクターズ」 〜ヒューマンエラー・マネジメントに向けて〜 講演者 慶應義塾大学理工学部管理工学科 教授 岡田有策氏 第2部 15時30分〜16時30分(質疑15分程度) 講演題目 「デンマークの電子政府と国民学校」 講演者 国際大学GLOCOM 主任研究員/準教授 砂田 薫氏 **参加ご希望の方は、下記研究会主査までご連絡をお願いします。 伊藤 重隆 shigetaka.itou■mizuho-ir.co.jp ▲目次へ [5] 「情報システム論文作成のためのガイドブック」出版のお知らせ 新潟国際情報大学 高木 義和 http://www.issj.net/mm/mm0510/mm0510-5-1d.html 「情報システム論文作成のためのガイドブック」は、産業界からの論文発 表を促進するための研究会が、2006年から2008年の3年間にわたり情報シス テム学会研究発表大会と同時開催してきた「産業界からの論文発表を促進す るためのワークショップ」で使用した資料をまとめたものです。一般社団法 人のISBNを持つ最初の出版物であり、ISSJのロゴも初めて使用させて頂きま した。 情報システム学会の活動方針の一つに情報システムに関する研究成果・事 例報告等を発表しやすい場の提供があります。研究会では、産業界からの論 文投稿を促進するための環境整備と、具体的な事例の体系化・抽象化を指向 した学術論文作成を行うことを目的として活動してきました。 研究テーマとして、1)現場からの論文が少ない要因およびその背景に関 する考察、2)論文構成要素の検討、3)論文モデルの作成、4)候補論文 募集方法の検討をとりあげ、ケース・スタディとして論文を投稿したい著者 の皆さんへ個別の助言/指導/教育活動を行ってきました。 この活動の一環として、情報システム学会の研究発表大会で毎年「産業界 からの論文発表を促進するためのワークショップ」を同時開催してきました。 3年にわたり改良を加えた資料が今回のガイドブックになります。 情報システムの有用な知見は現場の事例に存在します。知見を論文として 公開し、情報の共有を促進することにより国内の情報システム業界全体の活 力向上につながります。ガイドブックが論文の作成を予定されている方の一 助になれば幸いです。なお、本研究会の活動は3年で終了しましたが、現在 その活動は「情報システム論文の作成を支援する研究会」に引き継がれてい ます。 【問い合わせ】ガイドブックに関するお問い合わせは、学会事務局あるいは、 新潟国際情報大学 高木義和(takagi■nuis.ac.jp)までご連絡ください。 ▲目次へ [6] 新連載 「ベテランSEの要件定義ノウハウを形式知化した企業情報シス テム機能選定方法論(FUSE法)の紹介:第1回」 「ベテランSEの要件定義ノウハウとは何か」 筑波技術大学大学院教授(筑波技術研究所代表取締役) 隈 正雄 http://www.issj.net/mm/mm0510/mm0510-6-1d.html 企業情報システムの開発は容易に成功しない。その要因は様々であるが、 要件定義に最大の問題があることは周知のことであろう。要件定義に対して は多様なシステム設計技法がある。最近では特にUMLが注目を集めている。 しかしながら、UMLを活用することにより、企業情報システムの要件定義 の品質が向上し、企業情報システムの開発に成功するようになったとはあま り聞かない。 企業活動をとらえるにはUMLは非常に優れている。しかしながら、UM Lは、SEが認識できたものを的確に表現するのに優れているということで ある。SEが認識できないこと、知らないことも表現できるわけではない。 つまり、SEがUMLで的確な要件定義を行うには、【豊富な業務知識】と ビジネスを分析する視点を持っていることが前提なのである。 (全文は、上記リンクからご覧ください。) ▲目次へ [7] 新連載 「オブジェクト指向と哲学:第1回」 「プロローグ」 (有)オブジェクトデザイン研究所 東京国際大学非常勤講師 河合 昭男 http://www.issj.net/mm/mm0510/mm0510-7-1d.html 巷の技術者向け書籍を読んで何か物足りない、薄っぺらな感じがするもの が多い。哲学が感じ取れない。単なるノウハウもの、こうすればできるとい う実践書ならそれで用が足りる。それで良しとしてしまい何の疑問も問題意 識も生じない。一方、海外の工学書からは読んでいて単なる技術以上の奥深 さ、哲学が感じられる。翻訳に値する名著のみが日本に持ち込まれているこ ともあろう。これは表面的な技術力の差だけではない。名著には技術以前に 哲学があり、思想がある。我々が学びとるのは単に実践的なテクニックのみ で良いのだろうか?日本の工学書がどれだけ海外に翻訳されているのだろう か?これは単純に技術の問題だけではないのではないだろうか。 (全文は、上記リンクからご覧ください。) ▲目次へ [8] 連載「日本の情報システムを取り巻く課題と提言:第6回」 「情報システム発展のためのISSJへの提言」 日本アイ・ビー・エム・サービス株式会社 代表取締役社長 伊藤 重光 http://www.issj.net/mm/mm0510/mm0510-8-1d.html 今回がシリーズの最終回となりますので、日本の情報システムの発展のた めに情報システム学会として何ができるのかを考えてみたいと思います。こ こでいう情報システムとは、人間系を含んだ広い意味の情報システムであり、 特殊な場合はコンピュータ・システムを活用していないケースもあるとの認 識です。 (全文は、上記リンクからご覧ください。) ▲目次へ [9] 連載「システムの肥大と人間の想像力:第4回」(矢野直明) 「Googleの野望にどう対応するのか」 サイバー大学IT総合学部 教授 矢野 直明 http://www.issj.net/mm/mm0510/mm0510-9-1d.html 皆さん、新年おめでとうございます。 今年の年賀状に以下の図を添えてみた。 [編集部注: 図はhtml号を参照のこと] サイバーリテラシーの観点から見た、サイバー空間と現実世界の関係史の 第4段階の図で、現実世界(上)がサイバー空間(下)の上にそっくり乗っ かった、現代IT社会の姿を示している。サイバーリテラシー研究所のウエ ブに第1段階から3段階に至る図が表示してあるが(1)、第1段階に比べると、 現実世界とサイバー空間の位置関係が逆転しているところが肝心なところで ある。 (全文は、上記リンクからご覧ください。) ▲目次へ [10] 連載「著作権と情報システム:第22回」 「1.著作物 [3]文化庁案「著作権審議会第六小委員会 (コンピュータ・ソフトウェア関係)中間報告」(14)」 司法書士/駒澤大学 田沼 浩 http://www.issj.net/mm/mm0510/mm0510-a-1d.html 引き続き、1984年(昭和59年)1月に発表された文化庁の著作権審議会第六 小委員会の中間報告を検証する。 (全文は、上記リンクからご覧ください。) ▲目次へ [11] 連載「プロマネの現場から:第34回」 「意思なきところに報告なし・・『坂の上の雲』に学ぶ」 蒼海 憲治 http://www.issj.net/mm/mm0510/mm0510-b-1d.html 長年映像化を楽しみにしていた『坂の上の雲』のドラマ化も、NHKワイ ド大河の第二部が終わりました。海陸での決戦に先立って行われた、旅順湾 閉塞作戦の撤退途上における広瀬武夫の壮絶な戦死のシーンで、第二部は幕 を閉じました。『坂の上の雲』そのものは、明治という国家が、総力を挙げ て戦った日露戦争がテーマとなっているため、様々な読み方ができます。 (全文は、上記リンクからご覧ください。) ▲目次へ [12] 連載「情報システムの本質に迫る:第44回」 「幻想の『坂の上の雲』」 芳賀 正憲 http://www.issj.net/mm/mm0510/mm0510-c-1d.html 司馬遼太郎の「坂の上の雲」は、2千万部以上売れた超ベストセラーです が、歴史観や日清・日露戦争の記述の仕方に多くの問題点が指摘されていて、 NHKのテレビドラマ化に際しては、歴史学者や市民団体などから抗議の声 が寄せられました。 司馬氏ご自身、生前「この作品は、映画化やテレビドラマ化はしてほしく ない」と語っていたのですが、NHKが現在の著作権者に積極的に許可を求 めてドラマ化してしまったのです。 司馬氏が映像化を望まなかったのは「ミリタリズムを鼓吹しているように 誤解される恐れがあるから」とご自身語っているのですが、作品の連載が開 始されたのが1968年のことであり、司馬氏はその後、韓国の学者などと 多くの交流を重ねられ、また日清・日露戦争の経緯について知見も深めて、 自らのまちがいや記述の不備に気づき、上記の談話に至ったのではないかと、 歴史学者などは推察しています。 (全文は、上記リンクからご覧ください。) ▲目次へ ********************************************************************** 2011年1月1日号は・・・・http://www.issj.net/mm/mm0509/mm0509-0-sg.html 2010年11月25日発行html号は・・ http://www.issj.net/mm/mm0508/mm0508-0-ln.html 10月25日発行html号は・・http://www.issj.net/mm/mm0507/mm0507-0-tp.html それ以前のメルマガは・・http://www.issj.net/mm/ (バックナンバー目次) ・本メルマガ中の記名入りの記事は執筆者の意見であり、ISSJの見解を表明 するものではありません。 ・本メルマガ記事の無断転載を禁じます。 ・皆様からのISSJメルマガへの寄稿をお待ちしています。自薦・他薦を問い ませんので、情報システムにまつわる様々なご意見をお気軽にお寄せくださ い。非会員の方も、会員の紹介があれば寄稿いただけます。 また、会員組織による人材募集やカンファレンス、セミナー情報、新書の 紹介など、会員の皆様に役立つ情報もお知らせください。 宛先は、メルマガ編集委員会(issj-magazine■issj.net)です。 ISSJメルマガ編集委員会 編集長 :岩崎慎一、副編集長:魚田勝臣、川野喜一 編集委員:神沼靖子、小林義人、杉野 隆、芳賀正憲、吉舗紀子(50音順) 編集顧問:上野南海雄 **************************************************************** 以上 ▲目次へ