迷惑メール対策として、メールアドレスの @ は ■ に変更しています。 ******************************************************************** 情報システム学会 メールマガジン 2009.1.30 No.03-10 [1] 研究会の新設、継続、終了について(企画委員会) [2] 役員選挙のお知らせ(選挙管理委員会) [3] 東京事務所の設置について(総務委員会) [4] 藍綬褒章受賞記念インタビュー:山本喜一理事 「ユーザの立場から広い視野でソフトウェアを標準化」 [5] レポート「年金記録管理システム問題の本質を問う」 [6] 連載「実践知としての情報システム教育を考える:第4回」(小林義人) 「[II]時代の潮流を読む・・・(1)今、何が起きているか?」 [7] 連載「プロマネの現場から:第10回」 (蒼海憲治) 「変化の必要性と2つのチェンジ」 [8] 連載「情報システムの本質に迫る:第20回」(芳賀正憲) 「東洋思想の情報システム学」 [9] 第44回理事会報告(1月24日開催) [10] メルマガ編集委員募集のお知らせ <編集委員会からのお知らせとお願い> 皆様からのISSJメルマガへの寄稿をお待ちしています。自薦・他薦を問 いませんので、情報システムにまつわる様々なご意見をお気軽にお寄せくだ さい(非会員の方も、会員の紹介があれば寄稿いただけます)。 また、会員組織による人材募集やカンファレンス、セミナー情報、新書の 紹介など、会員の皆様に役立つ情報もお知らせください。 宛先は、メルマガ編集委員会(issj-magazine■issj.net)です。 ******************************************************************** ▲目次へ [1] 研究会の新設、継続、終了について 企画委員会 研究会は、会員が情報システム学に関連するテーマについて互いに研究し、 発表し、討議あるいは情報交換することを通して、会員の皆様の研究あるい は業務に役立てていただくことを目的としています。 2009年度に研究会の新設を希望される会員は、研究会規定に基づいて設置 申請資料を作成し、事務局に送付してください。新しい研究会は、年度末に 理事会の承認を受けて、4月に発足することになります。 2年間あるいは3年間の活動を終えた研究会は終了となります。 ただし、現在2年目の活動中の研究会は、申請によって1年間の延長がで きます。事務局にご連絡下さい。 現在活動中の研究会は、研究会規定に基づいて2008年度の活動報告書と 会計報告書を事務局に提出してください。研究会活動を終了される研究会は、 研究会規定に基づいて成果報告書と会計報告書を事務局に提出してください。 研究会は、その成果報告を、設置期間中又は設置終了後1年以内に、研究 発表大会又は学会誌において少なくとも1回報告していただきます。次回の 研究発表大会は、2009年12月6日に青山学院大学で開催される予定です。 また、学会誌への投稿はいつでも受け付けています。 新設、継続の申請、終了報告いずれも、2月末を期限といたします。なお、 学会の事務局機能は東京に順次移管(下記[3]を参照)していますが、本件は 従来どおりの場所にお送り下さい。お間違えないようにお願いします。 **送付先・連絡先 住所: 新潟市みずき野3-1-1 新潟国際情報大学内 情報システム学会事務局 Email: issj-office■issj.net 現在活動中の研究会: http://www.issj.net/kenkyuu/kenkyuu.html をご 覧下さい。 研究会規定: http://www.issj.net/kitei/kenkyuukai-kitei.html をご覧下さい。 ▲目次へ [2] 役員選挙のお知らせ 情報システム学会は平成20年度の役員選挙を実施いたします。選挙の詳細 は2月2日(月)に公示いたしますので、ご覧くださいますようお願いいたし ます。なお、選挙にあたりましては、以下の注意事項をお読みいただいたう えで、候補者の推薦等よろしくお願いいたします。 ・選挙権のためには、選挙実施年度の前年度3月会費完納が1月末日までに 必要であること ・被選挙権のためには、1月末日時点で正会員資格が必要であること ・役員候補の推薦人は、正会員個人もしくは、理事会でなければならない ・候補者資格や推薦人資格等の確認のため、推薦人は余裕を持って推薦届を 提出頂けることが望ましい **選挙管理委員会発足について 1月24日理事会で選挙管理委員が承認され、標題委員会が発足しましたの でご連絡します。委員会メンバーは、下記の通りです。 ・委員長 伊藤重隆理事 ・副委員長 神沼靖子理事 ・委員 魚田勝臣理事 ・委員 福田浩章 (選挙管理委員長 伊藤重隆) ▲目次へ [3] 東京事務所の設置について 総務委員会 現在、情報システム学会の事務所(事務局)は、新潟国際情報大学情報文 化学部内にありますが、これを東京に移転する計画を進めております。 このたび株式会社ヴィジとの間で契約書を取り交わし、1月より千代田区 四番町に事務所を借用し事務局員が準備作業を開始しました。これから設備 等環境を整えてまいります。総会(5月に開催予定)において、事務所(事 務局)の正式な移転を発表する計画です。 新事務所の予定地 東京都千代田区四番町4番13号 I・Sビル 株式会社 ヴィジ内 なお、設備や態勢が整うまで、事務等はこれまでどおり新潟にて行います ので、よろしくお願いいたします。 ▲目次へ [4] 藍綬褒章受賞記念インタビュー 山本喜一理事・慶應義塾大学理工学部教授 「ユーザの立場から広い視野でソフトウェアを標準化」 山本喜一理事・慶應義塾大学理工学部教授は、長年にわたって、ソフトウ ェアエンジニアリングおよびヒューマンインタフェースの国際標準化および 国内標準化活動に尽力されてきました。その功績が認められて平成20年秋 の藍綬褒章を受章。メルマガ編集委員会は、山本先生の受賞を記念して、ソ フトウェアの標準化活動の内容と意義、国際標準化活動への日本の関与と貢 献、標準化活動が情報システムに与えた影響についてインタビューを行いま した。 (聞き手:砂田薫) **全文は・・http://www.issj.net/mm/mm0310/mm0310-4.html ▲目次へ [5] レポート「年金記録管理システム問題の本質を問う」 日経コンピュータが2009年1月15日号で、「年金記録問題は防げた」とい う特集を組みました。 今回の特集は、みずほ銀行のシステム障害や、東証でプログラムミスが顕 在化したケースの分析と異なり、政治家2名を前面に出して発言させるとい う異例の構成になっています。 たしかに社会的な影響の大きさから、年金記録問題は政治問題になってい ますが、だからと言って、なぜデータ不良のシステムができあがったのか、 プロセスに即して議論するとき、政治家が必ずしも適していないことは明ら かです。登場した政治家のスタンスも反映して、特集自体基本的に、発注者 である官庁のガバナンスを問うものになっています。 ただし、全体の基調とは異なりますが、特集の最後に登場する米国のベテ ラン官庁CIO経験者の提言は注目すべきものです。 彼は、官庁のITガバナンスを向上させるには、プライムのシステムイン テグレータを導入して、官庁の立場でRFPの作成と評価、システム開発業 者の選定をやらせ、発注後はプライムの下に業者を置いて、プロジェクトマ ネジメントを行なわせるのがよいと主張しているのです。 一昨年顕在化した年金記録管理システムのトラブルは、今まで情報産業界 で必ずしも十分には取り組まれてこなかった専門家の倫理や、発注者と受注 者の能力と役割、責任の分担の仕方など、きわめて重要な問題を提起してい ます。 情報システム学会の有志グループでは、政府の検証報告書で明らかになっ た事実を中心に、この問題の本質を問う議論を重ねてきました。 以下に、昨年秋までにまとめたレポートを掲載します。この分析の目的は、 決して開発事業者を非難することにあるのではなく、今後開発事業者自身が、 ことの是非を判断するプロとしての責任をもった主体として開発業務に取り 組む存在になることを切望するからです。そのために、自ら問題の構造を明 らかにして、説明責任を果たすことを求めております。 皆様からも、広くこの問題に関し論考をお寄せ頂ければ幸いです。 (上野南海雄、岩崎慎一、魚田勝臣、小林義人、芳賀正憲、松平和也) **レポート全文(PDF形式)は・・・ http://www.issj.net/mm/mm0310/mm0310-5.pdf ▲目次へ [6] 連載「"実践知としての情報システム教育を考える" 〜論理的思考力とコミュニケーション力を身に付ける〜」 「第4回 〔II〕時代の潮流を読む・・・(1)今、何が起きているか?」 小林 義人 今日の日本は、社会全般で「閉塞感」に覆われています。「失われた十年」 ののち数年を経過しても、困難を覚悟しても立ち向うべき新たな目標と活動 指針を見出せていないようです。経済は昨年央までは外需中心に企業業績の 回復を観たが、雇用と所得、福祉など個人生活レベルでの展望は国民全般に 不安要素を積み増して来ました。世界経済の構造は、新興諸国の成長の牽引 力によって大きく変容してきました。しかし、日本は過去20年GDPは増加せ ず、マクロ経済は「停滞」状況にありました。一人当たりGDPの順位も19位 に下げています。 今回メルマガ連載第4回と第5回では「[II]時代の潮流を読む」ことに取組 むこととします。日本国(日本人)の基礎体力[I]、グローバル化のもたら す変化[II]、日本経済の現在と未来[III]、経済環境の変化と日本経済の現 況と未来[IV] の4つの区分けで読み解きます。本稿(第4回)では、I〜IIIの 主として経済に関する基本的な状況、基礎的情報を簡単にレビューします。 **全文(PDF形式)は・・・ http://www.issj.net/mm/mm0310/mm0310-6.pdf ▲目次へ [7] 連載「プロマネの現場から」第10回 「変化の必要性と2つのチェンジ」 蒼海 憲治 昨年1年間繰り広げられたアメリカの大統領選挙を通じて最も印象に残っ たのは、やはり新大統領となったバラク・オバマの言葉でした。 それは、「Change! チェンジ(変化しよう)」と「Yes, we can! イエ ス・ウィ・キャン(私たちにはできる)」の2つの言葉。「チェンジ」とは、 直接的には、8年続いた共和党政権からの交代、原油など資源を求める世界 戦略の見直し、イラク駐留からの撤退、サブプライム問題を生んだ金融シス テムへの規制・・等々の変化を求めたのでしょうが、その根本には、100 年に一度の不況に対応するために、未曾有の危機を脱しようという決意があ り、国民に対して変化する覚悟を訴えたこと、また、その変化への対応が 「イエス・ウィ・キャン」私たちにはできる、と繰り返し繰り返し訴え、そ れが伝わった選挙結果だったと思っています。 **全文は・・http://www.issj.net/mm/mm0310/mm0310-7.html ▲目次へ [8] 連載「情報システムの本質に迫る:第20回」 「東洋思想の情報システム学」 芳賀 正憲 儒学の一派である陽明学は、わが国で独特の存在感をもっています。 若くして王陽明の研究が注目された安岡正篤氏は、終戦の詔勅の添削をし たことで有名です。また歴代首相の指南役を務めていたとも言われています。 産業界でも安岡氏を師と仰ぐ人は多く、没後出版された遺稿集では巻頭の辞 を当時東電会長の平岩外四氏が、跋文(あとがき)を住友生命・新井会長が 書いています。 大蔵省主計局主査などを経て学界に転じ、現在、京大経営管理大学院院長 を務めている高名な経済学者・吉田和男氏は、陽明学に傾倒、その思想を現 代に生かすことをめざし、洛北の地に私塾「桜下塾」を開設、サラリーマン、 自営業者、主婦などさまざまな社会人を集め王陽明の著作の輪読などを行な っています。 歴史的には江戸時代の学者として中江藤樹、熊沢蕃山、大塩平八郎などが 著名ですが、陽明学は特に幕末、吉田松陰、高杉晋作、河井継之助、西郷隆 盛などに影響を与え、明治維新の原動力になったとさえ言われています。ま た、備中松山藩の山田方谷は、10万両の借財をわずか8年で10万両の蓄 財に変えるという、見事な藩の財政改革を行なった学者として知られていま す。 このようにある意味、その時代の大問題に取り組み、歴史にインパクトを 与えてきたと見なせる陽明学ですが、その思考の特質を、情報システム学の 中でどのように位置づけたらよいのでしょうか。 **全文は・・http://www.issj.net/mm/mm0310/mm0310-8.html ▲目次へ [9] 第44回理事会報告(2009年1月24日開催) 議題 (1)入退会の審議 (2)第4回全国大会・研究発表大会報告 (3)役員選挙について (4)第5回 総会、全国大会・研究発表大会について (5)その他・報告事項 **議事録は、追ってこちらに掲載・・・http://www.issj.net/gaiyou/rijikai.html ▲目次へ [10] メルマガ編集委員募集のお知らせ ISSJメルマガの編集活動にご協力いただける「メルマガ編集委員」を募集 中です。主な活動内容は、月1回の編集会議への参加、コラム・連載・イン タビュー等の企画および原稿執筆依頼です。 自薦、他薦を問いませんので、会員の皆様の積極的なご応募をお待ちして います。 **お問い合わせ、ご連絡は・・・issj-magazine■issj.net 宛てに。 ▲目次へ ******************************************************************** ・本メルマガ中の記名入りの記事は執筆者の意見であり、ISSJの見解を表明 するものではありません。 ・本メルマガ記事の無断転載を禁じます。 ・編集委員会へのメールは次のアドレス宛にお願いします。 issj-magazine■issj.net ISSJメルマガ編集委員会 編集長:砂田 薫、副編集長:吉舗紀子 編集委員:乾昌弘、岩崎慎一、小林義人、杉野 隆、芳賀正憲(50音順) 編集顧問:上野南海雄 ************************************************************** 以上 ▲目次へ