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         情報システム学会 メールマガジン
                 2008.8.25 No.03-5

[1] 理事が語る (岩崎慎一)
[2] 研究会だより
  第20回「産業界からの論文投稿を促進するための研究会」開催
[3] 「ロードマップ討議」実施報告
[4] 連載「プロマネの現場から 第5回」 (蒼海憲治)
   「SEとしての学ぶ姿勢と成長可能性について考える」
[5] 連載「情報システムの本質に迫る 第15回」 (芳賀正憲)
   「情報は,ほんとうにビットなのか?」
[6] メルマガ編集委員募集のお知らせ

<編集委員会からのお知らせとお願い>
 ISSJメルマガへの皆様からの寄稿をお待ちしています。自薦・他薦を問い
ませんので,情報システムにまつわる様々なご意見をお気軽にお寄せくださ
い(非会員の方も,会員の紹介があれば寄稿いただけます)。
 また,会員組織による人材募集やカンファレンス,セミナー情報,新書の
紹介など,会員の皆様に役立つ情報もお知らせください。
 宛先は,メルマガ編集委員会(issj-magazine■issj.net)です。
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[1] 理事が語る  理事 岩崎 慎一

 この2008年4月から理事になりました,(株)朝日ネットの岩崎です。暑い
日が続いています。大酒飲みの私が申し上げることに違和感を抱く方がいら
っしゃるかもしれませんが,皆様ますますご健康にご留意くださいませ。
 当学会の発起人に名を連ねているとはいえ,私の学会での活動は,昨2007
年夏から始まった年金記録問題検討委員会が最初です。微力ながら,当学会
の発展にかかわっていきたいと思います。皆様,よろしくお願いいたします。

 年金記録では,「名寄せ」ができずに持ち主が特定できない宙に浮いた
5000万件という記録があるという問題が明らかになりました。情報システム
における,さまざまな不具合が,その一つだけでも致命的な状況が予想され
るのに,それらが複合的に折り重なって起きた悲劇です。そして名寄せがで
きない理由として,本人を特定するためのデータの誤記入(誤入力)や記入
漏れ(入力漏れ)が挙げられています。本人が特定できれば,名寄せできる
わけですから,あたりまえといえばあたりまえです。
**全文は・・http://www.issj.net/mm/mm0305/mm0305-1.html
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[2] 研究会だより
 第20回「産業界からの論文投稿を促進するための研究会」を以下のとおり
開催します。情報システムの事例を論文発表することに興味のある実務家の
皆さんや,レビュー希望の論文原稿を既にお持ちの方の参加をお待ちしてい
ます。
 日時 2008年9月20日(土) 10:00から12:00
 場所 専修大学神田校舎7号館(大学院棟)7階774教室
 議題1.候補論文へのアドバイス
   2.研究会関連資料のUP状況
   3.秋の全国大会・研究発表大会総会における
     ワークショップ開催準備
   4.2007年度活動報告書作成
   5.その他

 参加申込・問合せ先:takagi■nuis.ac.jp 新潟国際情報大学 高木義和
 同研究会のホームページ:http://is.nuis.jp/~takagi/issj/index/index.html
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[3] 「ロードマップ討議」実施報告

 8月23日(土)10時〜17時,専修大学神田キャンパスで「ロードマップ討
議」が実施されました。
 午前には,11名が参加し,学会の理念について討議され,素案がまとまり
ました。午後には,10名が参加し,社会保険庁年金記録問題について討議さ
れました。これまでの検討の経過が説明され,情報システムという視点から
問題の本質を指摘することが学会の社会的役割として重要であることが再確
認されました。
 具体的な検討はさらに検討プロジェクトで継続することになりました。
 なお,討議内容については次号であらためて報告する予定です。
(企画委員長 杉野隆)
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[4] 連載「プロマネの現場から」第5回
  「SEとしての学ぶ姿勢と成長可能性について考える」
        蒼海憲治(大手SI企業・金融系プロジェクトマネージャ)

 初めてのプロジェクトを前に少し不安を覚えながらも,希望に夢を膨らま
せている新人たちが,プロジェクト現場に配属される今日この頃・・。若い
新人たちの今後の活躍に期待する一方,新人たちの指導員やコーチャーとな
った2年目・3年目のメンバーが,緊張感を持って対応しているのが伝わっ
てきて,とても嬉しくなります。
 研修を終えたばかりの新人たちに話しをするのは,これで勉強は終わりで
はない,ということです。もちろん,これからは業務を通してのOJTが中
心となりますが,OFF−JTや自己研鑽を継続していくことが大切である
こと・・そして,それは若手だけのことではなく,SEを続けていく間は一
生必要であることを自戒をこめて話します。
**全文は・・http://www.issj.net/mm/mm0305/mm0305-4.html
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[5] 連載「情報システムの本質に迫る:第15回」
   「情報は,ほんとうにビットなのか?」   芳賀 正憲

 人間にとって情報とは,意味をもった1つまたは複数の記号ですが,実質
的に言語とみてよいことは,この連載ですでに述べてきました。その言語に
ついて,日本にも滞在経験の長いフランスの学者オギュスタン・ベルク氏が,
「露点」という面白い考え方を提示しています。
 人間は,まわりの世界をまず感覚でとらえ,次にそれを分析して概念化し
ていくのですが,そのどこかの段階で内容を言語に結晶(コード化)させま
す。そのタイミングを,気温が下がったとき水滴が生じる温度になぞらえ,
露点と名づけています。ベルク氏によれば日本語は露点が高く(したがって
感覚に近い概念がコード化されているが,それ以上概念化が進んでいない),
多くの欧米語は露点が低いとみなされています。
**全文は・・http://www.issj.net/mm/mm0305/mm0305-5.html
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[6] メルマガ編集委員募集のお知らせ

 ISSJメルマガの編集活動にご協力いただける「メルマガ編集委員」を
募集中です。主な活動内容は,月1回の編集会議への参加,コラム・連載・
インタビュー等の企画および原稿執筆依頼です。
 自薦,他薦を問いませんので,会員の皆様の積極的なご応募をお待ちして
います。
**お問い合わせ,ご連絡は・・・issj-magazine■issj.net 宛てに。
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・本メルマガ中の記名入りの記事は執筆者の意見であり,ISSJの見解を表明
するものではありません。
・本メルマガ記事の無断転載を禁じます。

・編集委員会へのメールは次のアドレス宛にお願いします。
 issj-magazine■issj.net

ISSJメルマガ編集委員会
 編集長:砂田 薫,副編集長:吉舗紀子
 編集委員:乾昌弘,小林義人,杉野 隆,芳賀正憲(50音順)
 編集顧問:上野南海雄
************************************************************** 以上
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