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         情報システム学会 メールマガジン
                 2008.4.25 No.03-01

[1] 理事が語る「情報システム教育の昨今」(神沼靖子)
[2] 2008年度情報システム学会総会・講演会のご案内
[3] 「情報システム論文の書き方ワークショップ」参加者募集
[4] 「第1回 シンポジウム」開催のお知らせ
[5] 経営情報学会「春季全国研究発表大会」に協賛
[6] 新連載「プロマネの現場から」第1回 (蒼海憲治)
   「システム構築ソリューションとシステム開発の現場の間にて」
[7] 連載「大学教育最前線:第9回 文教大学」(石井信明)
[8] 連載「情報システムの本質に迫る 第11回」
   「複雑さ,コミュニケーション,能力開発
        あるいは プロジェクト管理の基礎」(芳賀正憲)
[9] 理事会報告(4月19日開催)

<編集委員会からのお知らせとお願い>
 今号から新連載「プロマネの現場から」が始まります。金融系プロジェク
トマネージャ自身による寄稿です。ご期待ください。
 ISSJメルマガへの皆様からの寄稿をお待ちしています。情報システムの実
践,理論などに関するさまざまなご意見をお気軽にお寄せください(非会員
の方も,会員の紹介があれば寄稿いただけます)。
 また,会員組織による人材募集やカンファレンス,セミナー情報,新書の
紹介など,会員の皆様に役立つ情報もお知らせください。
 宛先は,メルマガ編集委員会(issj-magazine■issj.net)です。
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[1] 理事が語る「情報システム教育の昨今」   神沼靖子

 この2年間,情報システム(IS)教育のモデルカリキュラム策定に取り組
んできた。それは,高度IT人材育成の一環として,経産省と文科省の支援
のもとに行われたJ07プロジェクト(情報処理学会対応)の活動である。こ
こでのカリキュラム策定活動を通して,産官学のいろいろな立場の人たち
から多くのコメントをいただき,また学ぶことができた。そこには,当学
会に期待される課題も少なくないので,少し取り上げてみたい。

**全文は・・http://www.issj.net/mm/mm0301/mm0301-1.html
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[2] 情報システム学会総会・講演会のご案内

 情報システム学会は2008年5月17日(土),専修大学の神田キャンパスに
て「第4回情報システム学会総会および講演会」を以下のとおり開催します。
会員の皆様は奮ってご参加くださいますようお願いいたします。

日時:2008年5月17日(土)
 13時30分〜14時50分 (301教室)
  総会議案の審議および北城恪太郎会長の挨拶
 15時〜17時:講演会  (301教室)
  講演1(15時から16時)
     講師:神谷有二氏 サントリー株式会社常務取締役
     演題:「ビジネス成果に繋がる情報システムをめざして」
  講演2(16時10分〜17時10分)
     講師:佐伯胖先生 東京大学名誉教授
        青山学院大学文学部教授・青山学院大学
        ヒーマン・イノベーション研究センター所長
     演題:「学びにおけるヒューマン・インタラクションの意味」
 17時30分〜19時:懇親会 (1号館15階 報恩の間)
場所:専修大学 神田キャンパス内(以下のURLをご参照ください)
http://www.senshu-u.ac.jp/univguide/campus_info/campus_info_index.html

 会長挨拶・講演会・懇親会・併設研究会は,会員以外の方も参加可能です。
懇親会以外は無料,懇親会会費は2000円です。
 会員以外で参加ご希望の方は,事務局(issj-office■issj.net)までメー
ルでお申し込み下さい。(当日参加も可)
 その他問い合わせ先:情報システム学会事務局(issj-office■issj.net)

*出欠票は,総会の委任状を兼ねておりますので,5月10日までにご提出下
さいますようお願いいたします(4月5日送信の「2008年度総会のお知らせ」
メールを参照ください)。
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[3] 2008年度情報システム学会総会同日開催
   「情報システム論文の書き方ワークショップ」参加者募集

 情報システム学会総会(上記[2]を参照)と同日に開催します。情報シス
テムの事例を論文発表することに興味のある実務家の皆さんや,レビュー希
望の論文原稿を既にお持ちの参加をお待ちしています。最初に論文執筆要領
に関する一般的な知識と留意点について講義を行います。引き続き,論文原
稿に対するレビュー,質疑,ディスカッション,査読のしかた等,参加者の
御希望に対応した内容でワークショップを行ない論文作成の理解を深めます。

日時  2008年5月17日(土) 10時〜12時
場所  専修大学1号館4F44ゼミ室
主催  産業界からの論文投稿を促進する研究会
内容  10:00-11:00「情報システム論文の書き方」の講義 担当:原
    11:00-12:00ワークショップ   担当:神沼
 論文原稿に対するレビュー/質疑/ディスカッション/査読のしかた等,
 参加者の希望に対応できる内容とします。
登録資料の準備の関係で事前登録をお願いします。申し込み,内容に関する
お問い合わせは,高木義和(takagi■nuis.ac.jp)宛までお願いいたします。
  募集締切 5月9日(金)
  参加費用 無料
  参加資格 一般の方の参加も可能です
  研究会メンバー
    高木 義和 (新潟国際情報大学教授)
    原 潔   (日本ユニシス株式会社)
    神沼 靖子 (元前橋工科大学教授)
    魚田 勝臣 (専修大学教授)
    小幡 孝一郎(元文教大学教授)
    嶋津 恵子 (慶応大学助教授 )

**詳細はこちら・・http://is.nuis.jp/~takagi/issj/index/index.html
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[4] 「第1回 シンポジウム」開催のお知らせ

 情報システム学会(研究普及委員会)では7月5日に下記要領でシンポジ
ウムを計画しております。
 現在,大きな社会情報システムがトラブルを起こしています。これらトラ
ブルを防ぐために,「情報システム構築の課題」を討議し,その難しさを知
り,システム構築に関わる参加者の皆様がご自分で感じていただき,一歩で
も前進できるシンポジウムといたします。情報システム構築スタイルの変革
にまで言及し,できればIT業界の明るい未来を示唆できればと願っています。
「情報システムのあり方を考える」研究会の成果と連動してプログラムを進
行いたします。会員の皆様はもちろん,会員でない方も是非奮ってご参加ください。

日時:平成20年7月5日(土) 13時〜19時30分(懇親会含む)
場所:専修大学  東京神田校舎
http://www.senshu-u.ac.jp/univguide/campus_info/campus_info_index.html
テーマ:「情報システムのあり方」
プログラム(13時〜17時30分)
  基調講演 繁野高仁 (株)情報システム総研 代表取締役
  研究成果発表
    (1) 坂東浩之氏 ヤフー(株)事業推進本部
    (2) 吉岡弘隆氏 ミラクル・リナックス(株)
    (3) 嶋津恵子准教授 慶応大学DMC
  パネルディスカッション(予定)
    繁野高仁
    甲斐荘正晃 (株)KAINOSHOU
    岩崎慎一 (株)朝日ネット
    嶋津恵子
懇親会(18時〜19時30分)
参加費
  プログラム  会員 無料 非会員 ¥2,000
  懇親会    会員,非会員とも  ¥2,000
企画・運営:研究普及委員会 金井一成,柏木直哉
      「情報システムのあり方を考える研究会」主査 伊藤重隆
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[5] 経営情報学会「春季全国研究発表大会」に協賛

 経営情報学会は6月7日(土),8日(日)の二日間,関東学院大学(金沢八
景キャンパス)で「ITと地域共存」をテーマに「2008年度春季全国研究発表
大会」を開催します。情報システム学会も協賛していますので,奮ってご参
加ください。
**大会URLは,
 http://www.jasmin.jp/activity/zenkoku_taikai/2008_spring/index.html
**大会ヘルプデスク(参加申込みに関するお問合せ先)は
       e-メールにて jasmin-desk■bunken.co.jp 宛に。
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[6] 新連載「プロマネの現場から」第1回
  「システム構築ソリューションとシステム開発の現場の間にて」
        蒼海憲治(大手SI企業・金融系プロジェクトマネージャ)

 私はSIベンダーにおいて,金融系分野の業務システム構築を担うプロ
ジェクト・マネージャ(以下,プロマネ)です。そして,ここ数年は複数の
システム開発プロジェクトを統括するプロマネとして,プロジェクトを推進
しています。
 システム構築ソリューションにおいては,対象とするソリューション分野
の知見でいかに差別化できるか,ということと,提案したソリューションを
確実に開発するための高いエンジニアリング力が必要とされます。
 前者の業務ソリューションとしてのイノベーション,新規ソリューション
への取り組みについてはSIベンダー各社によって得意分野・課題認識が多
様であり,またの機会に述べたいと思いますので,今回は後者のシステム構
築のためのエンジニアリング力についての現状の課題とその取り組みについ
て考えたいと思います。

**全文は・・http://www.issj.net/mm/mm0301/mm0301-6.html
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[7] 連載「大学教育最前線:第9回 文教大学情報学部情報システム学科」
                    文教大学情報学部 石井信明

 これまで「大学教育最前線」の連載記事は,情報システム教育について大
変示唆に富み,また,有益な内容を提供されています。そのような連載記事
のバトンを気軽に引き受けてしまい,少し後悔しています。これまでの記事
とはだいぶ質が異なると思いますが,文教大学情報システム学科の教育を中
心に,その概要を紹介させていただきます。
 情報システム学科では、情報化社会の先駆者を育てること、および、学生
が次に示す力を身に着けることを目標に、科目を構成しています。
・人間社会の問題を総合的にとらえ、情報を活用した解決方法を企画・
 提案する力
・個々の力を結集し、コラボレーションによるものづくりをスムーズに進め
 る力
・発想を伝え合うコミュニケーション力
・イメージを具体化する力
・技術を支える知的能力

**全文は・・http://www.issj.net/mm/mm0301/mm0301-7.html
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[8] 連載「情報システムの本質に迫る:第11回」
   「複雑さ,コミュニケーション,能力開発
        あるいはプロジェクト管理の基礎」     芳賀 正憲

 「プロジェクト」というと,特別の目的を達成するため,特別チームを編
成して対処する,タスクフォース的な仕事を指すのが一般的でした。日常的
な組織で遂行される業務を,プロジェクトとはあまり言わなかったものです。
 90年代の後半,米国からもたらされたPMBOKは,この考え方を一新
しました。そこではプロジェクトが「独自の成果物またはサービスを創出す
るための有期活動」と定義されていました。この定義では,組織が日常的か
特別編成かは問うていません。1人で行うのか多人数かも言っていません。
1日でも10年でも,期限があれば有期です。したがって,例えば上司が担
当者に「明日の昼までにこれこれの書類を作るように」指示すれば,それは
プロジェクトになります。完全なコピーでない限り,新たに作る書類には,
必ず何らかの独自性があるからです。
 このため,社長であれ新入社員であれ,企業人が担う業務はほとんどがプ
ロジェクトと,見なされるようになりました。企業内で行われる仕事には,
通常,期限があります。また,繰り返しのように見える仕事であっても,つ
ねに何か新しい要素が含まれているからです。もちろん,研究・教育機関の
仕事は,プロジェクトの塊と言ってもよいでしょう。
 プロジェクトの定義の変化は,プロジェクト管理に対する考え方も変革し
ました。プロジェクトがタスクフォース的に考えられていたときは,プロジ
ェクト管理は管理者が学ぶものとされていました。しかし,新入社員の仕事
でさえプロジェクトと見なされる日では,プロジェクト管理能力は,すべて
の人にとって必須の素養となりました。
 このようにわが国にも大きな影響を与えたPMBOKでしたが,ほどなく
PMBOK自体,構造的に改善すべき点のあることが明らかになりました。
さらにわが国電気学会の研究により,特に情報システムに関し,複雑さの観
点からプロジェクト管理の本質の解明が進められました。
 今回は,わが国におけるプロジェクト管理概念の変遷について見ていくこ
とにします。

**全文は・・http://www.issj.net/mm/mm0301/mm0301-8.html
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[9] 第35回理事会報告(2008年4月19日開催)

議題
(1)入退会会員の審議
(2)第4回全国大会・研究発表大会専任理事の任命について
(3)選挙管理委員会報告
(4)2008年度人事および委員会担当
(5)2007年度活動報告および2008年度活動計画
(6)評議員会の設置と定款の改定について
(7)第4回総会準備
(8)その他・報告事項
**議事録は,追ってこちらに掲載・・・http://www.issj.net/gaiyou/rijikai.html
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するものではありません。
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ISSJメルマガ編集委員会
 編集長:砂田 薫,副編集長:吉舗紀子
 編集委員:乾昌弘,上野南海雄,小林義人,杉野 隆,芳賀正憲
(五十音順)
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