本メルマガは、2010年元旦に配信されるとのことですが、この原稿を書いているいまは12月半ばであり、街にでるとクリスマス一色になっています。客先のオフィス間を移動する際には、賑やかなクリスマスソングの中に、色とりどりのイルミネーションに目を奪われることがよくあります。
クリスマスといえば、お正月のお年玉と並んで、子どもの頃からプレゼントに期待に胸をふくらませて毎年迎えたものでした。お目当てのプレゼントは少し前から決まっていることが多かったように思いますが、学生であれば、2学期の成績や部活動での戦績などを子どもなりに考えてプレゼントのランクを調整した上で、両親と事前交渉?していたように覚えています。
最近のクリスマス・プレゼントの動向がどういうものかよくわかっていませんが、友人や雑誌などで見聞きする限り、定番には変化はないようです。モノであれば、腕時計やバッグ、アクセサリ、ネクタイだし、クリスマスイブ前後に催されるコンサートやライブ、ミュージカル等の舞台の観賞、そして、小旅行やホテルでのお泊まり、といったところでしょうか。
先日、家族へのプレゼントを考えている途中で、SEにとってのクリスマス・プレゼントって何だろうか、とふと思いました。気になったので、プロジェクトのメンバーや職場の同僚等へのメールと、この時期は昇格試験もあったので、面接官役として模擬面接での質問として尋ねてもみました。
新人から20代後半の若手・中堅層に対する質問としては、
30代以上の中堅からベテラン層に対する質問としては、
20数名余の回答だったので、一般的なIT技術者の意識を代表する有効回答数になっているかどうかはさておき、SE・プロマネとも、大きく3つのプレゼントを希望していました。
1つ目は、即物的なところで、お金と休暇。
2つ目は、より良い職場環境。
3つ目は、より大きな仕事・プロジェクト。
これらの希望に対する、
SE一人ひとりのプロジェクトに対するメンバーシップとしては、
プロジェクト環境を良くする取り組みとして、
仕事・プロジェクトへの貢献としては、
等が挙げられていました。
一方、サンタクロース役となるプロマネやラインマネージャとしては、
プロジェクト環境を良くする取り組みとして、
仕事・プロジェクトへの貢献としては、
そして、
休日の確保については、
そして、すべての活動の結果として、
を心がけてマネジメントしたい。
ただし、新奇性があり、チャレンジングで、やりがいのあるプロジェクトや、本人のキャリア形成の一環として、難度の高い役割を与えることと、残業や休日の確保の優先順位づけについては考慮が必要になります。プロジェクトへのアサインは、メンバー一人ひとりと十分に話し合った上で、納得づくで行わねばならないことを再認識した次第です。
クリスマス・プレゼントを渡しそこねたプロマネやラインマネージャの方は、お正月のお休みの間に、プロジェクトメンバーへのお年玉を準備されてはいかがでしょうか?