2009年度 情報システム学会総会が5月30日(土)、日本ユニシス本社で開催されました。北城恪太郎会長の司会で審議が進められ、全ての議案が満場一致で承認されました。引き続き西垣通教授(東京大学)および細川泰秀氏(日本情報システム・ユーザー協会専務理事)をお招きした講演会と懇親会が開かれ、盛会裡に終了しました。
総会は13時30から15時まで、日本ユニシス株式会社(江東区豊洲)にて行われました。
魚田勝臣総務委員長が総会の開会宣言ならびに総会が成立していることを報告したあと、北城恪太郎会長を司会者とし、配付資料に基づいて審議が進められました。
第1号議案は、「2008年度活動報告、決算報告および監査報告」で、活動報告は杉野隆企画委員長、決算報告は竹並輝之事務局長、監査報告は小林義人監事が、それぞれ説明しました。なお、竹並事務局長が、「松平和也氏のご厚意で全国大会のために20万円のご寄付をいただきました」と報告し、感謝の意を表明しました。
第2号議案は、「2009年度活動計画および予算計画」で、活動計画を杉野企画委員長、予算計画を竹並事務局長が、それぞれ説明しました。
第3号議案は、「定款等の改定」でした。定款改定については、魚田理事から、学会創設以来、会長として貢献が大であった北城会長を名誉会長に推挙したいこと、事務所を東京に設置したことに関する改訂であることを説明しました。次いで、杉野理事より情報システム学会の理念(案)の説明が、伊藤理事より役員選出規定改訂案の説明がありました。
第4号議案は、「役員改選」で、伊藤重隆選挙管理委員長から役員改選の経過と結果を説明しました。
会場から2,3の質疑があり、全ての議案は原案通り承認されました。
司会が新しく会長に就任した竹並会長と総務委員長の金井一成理事に代わり、新役員および名誉会長の紹介がありました。
最後に、会長退任と名誉会長就任の挨拶が、北城恪太郎 日本アイ・ビー・エム株式会社 最高顧問 社団法人経済同友会 終身幹事よりあって、総会は閉幕しました。
講演会は、15時10分から17時20分まで同会場で行われました。
最初に、「基礎情報学から見たネット社会」というテーマで、西垣 通 東京大学教授による講演がありました。神沼靖子氏が司会をしました。
ついで、「プロダクト志向あってのプロセス志向−見える化、測る化の実態と挑戦−」というテーマで、細川 泰秀 社団法人日本情報システム・ユーザー協会 専務理事による講演がありました。司会は杉野理事が行いました。
いずれの講演も時宜を得た興味深い内容で,熱心に聴講され時間いっぱいの質疑応答がありました。
懇親会は、同本社前のトリコロールで開催され、竹並会長の挨拶によってスタートしました。会員等の他、講演者の細川氏も参加され、有意義な情報交換と懇談が行われ、19時に全ての行事が終了しました。
会場や施設のご提供および社員のご協力等、全面的なご支援を賜りました、日本ユニシス様のご厚意に、衷心よりお礼申し上げます。