浦昭二・細野公男・神沼靖子・宮川裕之・山口高平・石井信明・
飯島正 共編、培風館、2008年9月、2600円(+税)
本書は、1998年に出版された「情報システム学へのいざない」の改訂版です。初版から10年経過し、情報システムに対する基本的な認識に変わりはないものの、それを取り巻く社会環境や技術が大きく変化したので、新たな状況に対応してこのほど大幅に改訂されたものです。
本書の構成は、「第I部 情報社会と情報システム」、「第II部 情報システム学の研究と教育」そして「補遺 情報システムの課題の変遷」となっています。
第I部は、「情報社会と情報技術」「情報・情報技術・情報システム」「情報社会における情報システムの役割」の3章から成り、情報技術の発展によって、 個人・企業・社会の活動が受けた影響について考察しています。
第II部は、「情報システム学の体系」「情報システム学の研究」「情報システム教育」の3章で、情報システムの研究と教育の国際的な歴史と最新動向を述べたうえで、情報システム教育の新たなモデルカリキュラムを提示しています。
補遺は、1998年に論じた情報システムの課題と構想を再掲しています。
基礎的概念から応用までをわかりやすく解説した、初学者に最適の情報システム学の入門書です。