迷惑メール対策として、メールアドレスの @ は ■ に変更しています。 ******************************************************************** 情報システム学会 メールマガジン 2008.5.25 No.03-2 [1] 「第1回 シンポジウム」開催のご案内 [2] 2008年度情報システム学会総会・講演会の報告 [3] 日本経済新聞が故柴田亮介会員の著作を紹介 [4] 研究会便り 「産業界からの論文投稿を促進するための研究会」開催のご案内 [5] 情報処理学会「ソフトウェアエンジニアリングシンポジウム」に協賛 [6] 連載「大学教育最前線:第10回 慶応義塾大学 理工学部 管理工学科」 「夢と苦労話!ロジックとマジック?」 (山口高平) [7] 連載「プロマネの現場から」第2回 「プロジェクトメンバー幸福のための「プロセス改善」」(蒼海憲治) [8] 連載「情報システムの本質に迫る 第12回」 「流れゆく大根の葉の早さ」 (芳賀正憲) [9] 理事会報告(5月17日開催) <編集委員会からのお知らせとお願い> ISSJメルマガへの皆様からの寄稿をお待ちしています。情報システムの実 践,理論などに関するさまざまなご意見をお気軽にお寄せください(非会員 の方も,会員の紹介があれば寄稿いただけます)。 また,会員組織による人材募集やカンファレンス,セミナー情報,新書の 紹介など,会員の皆様に役立つ情報もお知らせください。 宛先は,メルマガ編集委員会(issj-magazine■issj.net)です。 ******************************************************************** ▲目次へ [1] 「第1回 シンポジウム」開催のご案内 情報システムが社会的に極めて大きな役割を担い影響が広範囲となる事象 が生じています。そこで「情報システム構築の課題」を討議し,システム構 築に関わる皆様が,このシンポジウムを通してご自分で感じていただき,一 歩でも前進できるシンポジウムといたします。今回,情報システム構築スタ イルの変革にまで言及し,できればIT業界の明るい未来を示唆できればと願っ ています。会員の皆様はもちろん,会員でない方も是非奮ってご参加くださ い。利用者,開発者,経営者,研究者,学生の皆様が対象です。 日時:平成20年7月5日(土)13時〜19時30分(懇親会含む) 場所:専修大学 東京神田校舎 大学院棟(7号館) 3階 731教室 http://www.senshu-u.ac.jp/ <テーマ>「情報システムのあり方」 詳細は,学会 web・・・ http://www.issj.net/sympo/2008/080705_sympo.html <プログラム>(13時〜17時30分) (1)基調講演 「情報システムの王道」 繁野高仁氏 (株)情報システム総研代表取締役 (要旨)「情報システムとコンピュータ・システムの混同が,様々な企業 で深刻な問題を引き起こしています。情報システムの主役は人間で ありITは道具です。道具に振り回されることなく,真に経営を支 える情報システムを実現するための基本的な考え方をご紹介します。」 (2)研究成果発表 (テーマ)「インターネットの進展に伴う新しい情報システム形態と人間 活動」 (2-1)「WEB2.0とその仕組み」 坂東浩之氏 ヤフー (株)事業推進本部 デジタルホーム事業室 室長 (2-2)「オープンソースソフトウエアの潮流」 吉岡弘隆氏 ミラクル・リナックス(株)取締役・CTO (2-3)「情報検索サービスデザイン」 −エンタープライズシステムの視点から− 嶋津恵子准教授 慶應義塾大学デジタル・メディアコンテンツ統合研究機構 (3)パネルディスカッション (テーマ) 「情報システムの重要性増大と構築上の課題と今後(仮題)」 ・パネラー: 繁野高仁 甲斐荘正晃(株)KAINOSHOU 代表取締役 岩崎慎一 (株)朝日ネット システム本部主任研究員 嶋津恵子 ・モデレータ:伊藤重隆 みずほ情報総研(株)品質管理部 部長 (4)懇親会(18時〜19時30分) <参加費> プログラム 会員 無料 非会員 ¥2,000 懇親会 会員,非会員とも ¥2,000 <企画・運営> 研究普及委員会 金井一成,柏木直哉 「情報システムのあり方研究会」主査 伊藤重隆 <申込み> 下記にご記入の上,issj-office■issj.net 宛にメールを送信してください。 ==================================== 参加者氏名: 会員番号: (非会員は不要) 所属: 連絡先 住所:〒 電話: Email: 懇親会参加確認:出席する,出席しない(いずれかを消してください) ==================================== ▲目次へ [2] 2008年度情報システム学会総会・講演会の報告 2008年度 情報システム学会総会・講演会が5月17日(土)13時30分から 17時20分まで,専修大学 神田キャンパス 302教室を主会場として開催さ れました。参加者は,総会が57名,神谷有二氏(サントリー常務取締役)と 佐伯胖氏(青山学院大学教授)を講師としてお招きした講演会が76名,17時 30分から1号館15階「報恩の間」で開催された懇親会が51名でした。当日は 晴天にも恵まれ,昨年以上の参加を得て盛況裏に終了しました。また,新し い試みとして「情報システム論文の書き方ワークショップ」が同時開催され ました。 今回は,専修大学創立130周年記念事業の一環として,同大学より会場・ 施設の提供および賛助金による協賛を受けての開催となりました。専修大学 のご厚意に深く感謝申し上げるとともに,創立130周年記念に本学会として 祝意を表します。 **総会・講演会・懇親会報告の全文は …http://www.issj.net/mm/mm0302/mm0302-2.html ▲目次へ [3] 日本経済新聞が故柴田亮介会員の著作を紹介 2008年5月18日付・日本経済新聞朝刊の読書欄で,特集「技術継承」とし て3冊の本が紹介され,そのうちの1冊に故柴田亮介会員の著作「ビジネス 技術 わざの伝承――ものづくりからマーケティングまで」(日外アソシエ ーツ,2007年5月刊)が選ばれました。 本の内容について,「伝統芸能に学び・・・,中心は,電通で行ってきた マーケティングの技の伝承である。これこそが,問題解決能力であり,技能 とは広いものであることが認識できる。マーケティングは常に新しいものを 対象化するのであり,それに対して蓄積した技能をいかに活かすかだが,そ れはいまのものづくりにも重要である」(同紙)と高く評価されています。 同著に関しては,2007年5月25日発行の本メルマガでも紹介し,著者の 柴田氏からのご寄稿も同時に掲載しました。柴田氏は本学会活動に多大なご 貢献をされ,メルマガにもこれを含め3回コラムのご寄稿をいただいており ます。 今後ますますのご活躍が期待されていたにもかかわらず,たいへん残念な ことに,2008年4月3日にご病気のため永眠されました。心からご冥福をお 祈りいたします。(メルマガ編集委員会) **html版は・・http://www.issj.net/mm/mm0302/mm0302-3.html ▲目次へ [4]研究会便り 「産業界からの論文投稿を促進するための研究会」開催のご案内 第18回「産業界からの論文投稿を促進するための研究会」を以下のとおり 開催します。情報システムの事例を論文発表することに興味のある実務家の 皆さんや,レビュー希望の論文原稿を既にお持ちの方の参加をお待ちしてい ます(議題1)。 日時 2008年6月21日(土)午前10時から12時 場所 港区芝浦4丁目13番23号MS芝浦ビル 8Fオージス総研会議室 議題 1.候補論文へのアドバイス 2.手持ち資料のUP状況 3.IS論文作成のための印刷物について 4.秋の全国大会・研究発表大会総会における ワークショップ開催について 5.その他の2008年度活動内容確認 6.2007年度活動報告書作成 7.候補論文の募集 問合せ先:takagi■nuis.ac.jp 新潟国際情報大学 高木 研究会web:http://is.nuis.jp/~takagi/issj/index/index.html ▲目次へ [5] 情報処理学会主催 「ソフトウェアエンジニアリングシンポジウム2008」に協賛 情報システム学会(ISSJ)は,情報処理学会主催「ソフトウェアエンジニ アリングシンポジウム2008(SES2008)」に協賛しています。本シンポジウム では,ソフトウェアという複雑で興味深い対象に対するエンジニアリングの 基本を今一度見直すための情報交換の場を提供することを目的に開催するも ので,論文,報告,ポスター展示,パネルディスカッション,ワークショッ プ,海外を含む著名研究者による基調講演やチュートリアル等を通して,領 域を超えた産学の研究者・技術者・実務者間での相互交流の促進を図ります。 ISSJ会員は,情報処理学会員と同じ参加費で参加できます。奮ってご参加く ださい。 日時 2008年9月1日(月)〜9月3日(水) (9月1日はワークショップのみ) 場所 東洋大学 白山キャンパス (東京都文京区) (予定) 主催 情報処理学会ソフトウェア工学研究会 **詳細は,http://ses2008.naist.jp/ **問い合わせ先:SES2008実行委員会:ses2008-inq■is.naist.jp ▲目次へ [6] 連載「大学教育最前線:第10回 慶応義塾大学 理工学部 管理工学科」 「夢と苦労話!ロジックとマジック?」 (山口 高平) 本学会には,会長をはじめ慶應義塾大学理工学部管理工学科出身の方が多 く所属されています。その方々を前にして,情報システム学ではなく,情報 処理学の道しか歩んでこず,しかも外部から着任した者が,管理工学科にお ける情報システム学教育の現状を報告するのはいかにもミスマッチであると 感じ,この原稿は正直,気乗りがしませんでした。 しかしながら,管理工学科の学生と4年間付き合って彼らの本音も見え始 め,また2008年2月号のメルマガで,高校生が情報系から離れていく危機感を 述べさせて頂いた経緯もあります。そういう訳で,管理工学科における情報 システム学教育最前線という話題については今後の宿題にさせて頂き,2月 号メルマガと同様,奇をてらったタイトルで恐縮ですが,「管理工学科に入 学してきた学生と情報教育」に関する一教員の感想文ということで,お許し 頂きたくよろしくお願いします。 **全文は・・http://www.issj.net/mm/mm0302/mm0302-6.html ▲目次へ [7] 連載「プロマネの現場から」第2回 「プロジェクトメンバー幸福のための「プロセス改善」」 蒼海憲治(大手SI企業・金融系プロジェクトマネージャ) 4年ほど前,約30億円規模のソフトウェア開発プロジェクトをカット オーバーした直後,ソフトウェア開発プロセスの能力成熟度モデルのアセス メントを受審しました。 プロジェクトそのものは,納期面・品質面・収益面とも申し分なく,また, プロジェクトの開始に先立って,各種標準(工程標準,成果物標準,設計標 準,ツール標準)・共通部品等を整備し,プロジェクト実行計画書・品質保 証計画書を策定し,それに基づいたPDCAを回していたこともあり,プロ ジェクトのメンバーともども余裕を持って審査を受けることになりました。 その結果は・・・ **全文は・・http://www.issj.net/mm/mm0302/mm0302-7.html ▲目次へ [8] 連載「情報システムの本質に迫る:第12回」 「流れゆく大根の葉の早さ」 芳賀 正憲 システムの定義は,通常「複数の要素が有機的に関係しあい・・・」と書 かれています(例えば広辞苑)。この場合,要素は複数であればよいのです から,2つでもシステムということになります。たしかにそのような見方も あるでしょう。これに対して,要素の数がずっと大きくなった場合をシステ ムと呼ぶという考え方があります。東京大学の廣瀬通孝教授は,「大体10の 5乗とかそれ以上の要素からなるものがシステムとよばれて いるよう」だと述べています(岩波書店「現代工学の基礎」設計系IV)。 この10の5乗という数字は,意味深長です。というのは,要素(部品)の 数は,一般に自転車・オートバイで10の2乗〜3乗,自動車で10の4乗,旅客 機で10の5乗のオーダーです。すぐ気がつくことは,わが国では自転車・ オートバイ・自動車は,国際的に群を抜いて優れたものができるのに,旅客 機はこの半世紀,わずかに座席数64の双発プロペラ機1機種をつくることが できたのみだったことです。つくる能力はあった,売る能力がなかったのだ という人もいますが,売れるものができて初めてつくる能力があるとみなす べきでしょう。10の5乗という基準値から考えると,わが国はシステム思考 ができないのではないかと懸念されます。 **全文は・・http://www.issj.net/mm/mm0302/mm0302-8.html ▲目次へ [9] 第37回理事会報告(2008年5月17日開催) 議題 (1)役員の交代 (2)2008年度人事および委員会担当 (3)入退会会員の審議 (4)2008年度総会および講演会次第 (5)その他・報告事項 **議事録は,追ってこちらに掲載 …http://www.issj.net/gaiyou/rijikai.html ▲目次へ ******************************************************************** ・本メルマガ中の記名入りの記事は執筆者の意見であり,ISSJの見解を表明 するものではありません。 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