第11回「情報システムのあり方を考える」会(主査:伊藤重隆)が1月12日,東京都文京区の中央大学理工学部で開催された。
第一部では,GISコンサルティング代表取締役社長の工藤秀憲氏が「日本と米国の情報システム構築の比較」と題して講演した。日本のシステム構築の特徴や問題点を体験に基づいて具体的に指摘した内容で,日本特有の商習慣の指摘等があり魅力あるIT業界にする為に,改革する問題点が浮き彫りとなった。参加者からの質問や意見が相次ぎ,活発な討論が行われた。
第二部では,PJI代表の松平健氏が「交差点目印研究」と題して,高知県での実証実験結果を報告した。交差点の信号機にアルファベット文字の目印をつけて識別できるようにし,カーナビや地図での道案内を正確かつわかりやすく行うという情報システムを紹介した。研究会には30人が参加した。
今後も研究会として,IT業界を魅力的なものとして,優秀な人材が集まる様に活動して行きたい。