本学会の運営方針について議論するロードマップ討議を実施しました。上野副会長が説明された討議の趣旨は次のとおりです。
本学会は2年目に入りましたが,これまでの学会運営は設立の趣旨を十分には具現するものではなかったとの認識において,多くの会員のご意見は一致しているのではないかと危惧しております。本年3月に実施しました会員アンケート結果の分析,また今一度会員がどのような領域に関心をもっているか洗い直し,これからの学会の活動,運営の仕方について集中的に議論し,議論の結果をロードマップとしてまとめ、会員へフィードバックする必要があります。(学会の設立理念・趣旨を踏まえ,今後の学会活動,運営について議論する。1回の集中討議でまとめは困難かもしれないが,議論を深める事に意義がある。)その一環として,議論を有意義に進めるために,事前に会員である松平様,柴田様,IBM伊藤様にご意見,アドバイスをいただきました。
「情報システムとは何か」は,本学会の存在理由にもつながる根本的な課題ですが,広く本学会員,一般に訴えるためには,情報システムのさまざまな分野における位置づけを(技術面にこだわらず)具体例として示していくことも有効ではないかと思います。
例として
などなどです。
それ以外に学会の運営に関するアドバイス,意見です。
以上の結果を踏まえ,次の三つのテーマを大きな軸として議論を行い,具体策の実施に繋げて行きたいと考えています。骨子は,社会の事象を「情報システムとして捉えるとはどういうことか,この学会の設立趣旨に載って具体的に取り組むべきことは何か」です。
1.情報システム学会の理念,他学会との差別化のあり方
2.社会,産業界との連携のあり方
(例えば)
2−1.情報システムと社会,産業界とかかわるテーマの洗い出し
2−2.魅力ある職業にするために
2−3.入学学生数の減少対策
3.学会運営のあり方
(会員の関心領域のマップ作成、会員の要望の取り上げ方,理事会とのコミュニュケーションのあり方)
1,2のテーマについて具体策を出した後,それらの実施の方法として議論したい。
2回目の討議を年内に実施する予定です。会員の皆様からのご意見をお待ちしています。
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