◆同志社大学・大学院・教授 浜矩子様(2014年8月)
−下記の書評コメントを頂いている。−
「人間中心の情報システム」、指摘の通りだと思う。
確かに情報システムとコンピューターあるいはITを、1対1の対応でイメージしてしまうというのは、重大な認識欠陥だと思う。そのことが、ネット上に登場しないものを情報だと認知しない、あるいはネット上に登場するものは全て情報として価値があるという思い込みに繋がってしまうと誠に恐ろしいことになる。既にそのような傾向は強まっていると思う。
いみじくも、そのような観点から、最近、私はインターネットとその中に登場する情報の内容が、経済社会の中で「ニセ公共財」化しつつあるのではないかと危惧するようになった。そのように思いを巡らすようになっていたところに序説と紹介文を頂戴した。
万事は人間の知性・良識・心意気が肝心。いかなる枠組もシステムもそれを使いその中で生きる人間の魂が空疎であれば、死に絶えるのみ。そのことを、お蔭様で一段と強く確信する次第。
◆東京経済大学・教授 西垣 通様
(情報システム学会誌Vol.10 No.1 -2014年9月30日発行-)
「基礎情報学(FI)研究会のめざすもの」の中で基礎情報
学研究会が、「人間中心の情報システム」という当学会の主旨と共鳴することを、明らかにして頂いている。それは、機械情報は社会情報から意味内容が捨象されたものであり、社会情報の根源には創造的生命活動に基づく生命情報が存在することを説かれている。
◆日経コンピュータ 桔梗原 富夫様
(日経コンピュータ8月7日書評掲載)
「情報システムの本質とあるべき姿を再考するのに一読をお薦めしたい。」 と説明頂いている。