2011年5月21日(土)に法人移行記念/第4回シンポジウム「災害と情報システム」が青山学院大学青山キャンパスにおいて開催されました。
2011年3月に起こった東日本大震災に対する復旧対応はもちろん、計画停電、原子力発電所事故の行方など、今回の震災やその余波が現在進行形で様々な形で広がっている中で開催する今回のシンポジウムは、震災対応の現場にいる人達や情報システムに携わっている人達が、今回の災害に直面して、どのような状況に置かれ、何を考え、どのような行動をとったのか「現場の生の声」を中心に以下の講演とフロアーとの意見交換を行いました。
講演1:「東日本大震災での岩手IT支援活動の紹介」
村山優子氏(岩手県立大学)
講演2:「災害時の社会機能担保の視点からの課題」
〜岩手県災害現場支援のIT活用の現実〜
今関靖英氏(日本アイ・ビー・エム)
講演3:「非常時データ提供の問題点」
奥村晴彦氏(三重大学)
関係者がおかれている社会状況に対応するため、講演内容の全てが確定するのが遅れましたが、それでも、非会員15名、学生9名を含む65名が参加され、各講演者の災害支援・対応のリアリティのあるご報告に緊張感溢れる雰囲気の中で活発な意見交換がなされ盛況のうちにおさめることができました。また、日刊工業新聞社などの報道機関の参加もありました。
今後も会員の皆様のご期待に添えるようなシンポジウムを企画したいと考えております。