ISSN 1884-2135
情報システム学会誌
JISSJ Journal of the Information Systems Society of Japan
第18巻 第2号
Vol. 18, No. 2
[学会誌表紙]
[巻頭言]
- 著者
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中嶋 聞多
- 表紙
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i-ii
[研究論文]
- 著者
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櫻井 淳,三宅 智也,松本 修一
- 表紙
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- 要旨
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自転車は,日常生活やレジャーなどの様々な用途において重要な役割を担っているが,自転車乗車中の死者数は増加傾向にあり,安全で快適な自転車通行空間の整備が喫緊の課題である.こうした背景から,自転車の安全対策や走行空間を検討するために,サイクリングシミュレータ(CS)が活用されはじめている.この走行特性を検証するため,実環境と同じシナリオをシミュレータで再現し,実環境とCS環境の走行を比較する研究が多く実施されている.しかし,これらは直線経路の道路を対象とした実験が主であり,連続した旋回挙動を強いる複雑な走行環境における定置型CSの走行特性までは十分に明らかにされていない.そこで,本研究では,定置型CSを用いて実際の自転車道を想定した直線型と曲線型の2種類のシケイン形状のシナリオを作成し,実環境の走行データと比較することで自転車の旋回性能を検証した.その結果,走行速度の有意差がないことや,曲線型のシケイン形状でCS環境の走行位置の誤差が大きい傾向となることがわかった.
1-9
[事例実践論文]
- 著者
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山田 耕嗣,山田 悟,杉本 展将
- 表紙
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- 要旨
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筆者らは2013年度より,企業の実課題を対象とした情報システム企画を立案する授業を実施している.毎年改訂し2019年度からサンスター株式会社の協力を得ている.2019年度は対面授業で実施した.2020年度は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により,同時双方向の遠隔授業で実施した.さらに2021年度は対面授業と遠隔授業を併用したハイブリッド形態で授業を実施した.今後ウィズコロナへの対応を図る上で,授業形態による教育効果を示すことは意義があると考え,本稿で報告する.学習成果物である企画書は,企業と学生及び教員の評価を比較した.その結果,総じて遠隔形態で評点が高く,正の相関を得る項目が多かった.学習効果はアクティブラーニング型授業効果調査により評価した.遠隔授業は対面授業に比べ,情報共有の重要性,仲間意識及び深い学習アプローチにおける学習効果が高いことがわかった.一方で,遠隔形態のみでアサインしたスチューデントアシスタントによる影響が考えられる.また秀悦な企画を立案した学生と立案できなかった学生間で授業の効果が変わらなかった.遠隔形態では多人数チームの編成となったため,フリーライダーを廃せなかった影響が考えられる.
10-16
[第15回情報システム学会シンポジウム]
- 講演者
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太田 直樹 氏(株式会社New Stories 代表,一般社団法人コード・フォー・ジャパン 理事)
- 表紙
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17-28
[第15回情報システム学会シンポジウム]
- 講演者
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姫野 惠悟 氏(株式会社ブロード 代表)
- 表紙
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29-37