情報システム学会
2006年度活動計画及び予算案
2006年度 情報システム学会 総会資料

 昨年度の活動実績(見通し含む)を踏まえて、学会活動を活発化させるために、情報発信に努める。

1.基本方針について

 2年目となるが、社会に対して的確な発信を続けることが、情報システム学の普及、学会活動の活性化に繋がるとのコンセプトを継続させ、次の基本方針にもとづいて活動する。
   ・情報システムの認識
   ・情報システム学の確立
   ・社会での本学会の認識拡大
   ・情報システム学の普及

2.広報、総務活動について
  ・情報システム学の概念、情報システム学会の活動を紹介するために小冊子を刊行する。
  ・学会内のコミュニケーションを活性化するために昨年度にBlogを導入した。そのために運用経費が発生するが、さらに今年度はコンテンツの充実を目指し、体制を整備する。
具体的には、IT分野での経験ある編集者をパートタイマで契約し、学会、会員、賛助会員などの活動について情報収集し、有用な情報として編集し、Blog、Webページを通して積極的に会員に発信する。会員各位にも、投稿、情報提供などのご協力をお願いする。
  ・学会活動をメディアを通して、積極的に紹介する。
  ・情報システム学の普及、実践のための事業活動を促進する上では、学会の法人化が必要となる局面が予想される。学会の法人(NPOを含む)化の可能性を検討する。

3.研究活動について (含む人材育成調査研究委員会)
  1)学会誌の発行
     第2、3号を発行する。

  2)研究発表大会
     平成18年12月2日(土)に専修大学神田キャンパスにて開催予定
     大会テーマ 「人間中心の情報システムを考える(仮題)」

  3)研究会
  ・現在の3研究会は継続して2年目に入る。さらに次の3研究会を新設する。
研究会名 研究テーマ 主査/幹事
情報システムのあり方を考える会 実業界・社会において問題となっている課題を情報システムにより解決する可能性、また情報システム構築・運用上の問題等を含めた情報システムそのものについて広い視点より討議し問題意識を深め、提言する 伊藤重隆/高橋正子、久保田光一ほか
産業界からの論文発表を促進するための研究会 産業界からの論文投稿を促進するための環境整備と、具体的な企業事例を体系化・抽象化し、学術論文に纏め上げる試みを、ケース・スタディを通して行う。 高木義和/原潔
グローバル・アライアンス研究会 IT業界におけるグローバル・アライアンス戦略と留意点(国内での教育研修のあり方、成功要因、ITライセンスの相互認証制度など)、及びヒューマンリソースの多角的考察(先端的技術パラダイムの影響を含む)など、事例や現場に密着した視点とアカデミックな視点を融合させ考察する。 槇本健吾/柴山浩
  ・研究会活動を周知するために、Blogをコミュニケーションツールとして活用する。
  ・人材育成調査研究部会
昨年度の検討成果を踏まえ、初等中等高等教育における情報教育のあり方、産業界における企業内IT教育について調査研究し、広く社会に対して提言する。また、研究会とも連携して海外における実態調査をおこなう。会員の参加をお願いし、Blogを活用して展開していく。

4.普及活動について
  1)会員増加
 会員間のコミュニケーションツール、会員外への活動PRのツールとしてBlogを活用し、会員サービスの強化、会員増加への一助とする。
 具体的には、会員の1割増加、特別賛助会員の1社増加を目標として活動する。

  2)他学会、産業界との交流
  (1) 後援
  ・情報知識学会 第14回年次大会(2006年5月26-27日、場所:近畿大学)
  (2) 共同研究
  ・「内部統制タスクフォース」への参加を継続する。今秋には社会への提言を公開する予定。
  (3) 産業界との交流
  ・新規の研究会である「産業界からの論文発表を促進するための研究会」を支援することなどを通して、交流を促進する。
  (4) 講演会、セミナー
  ・講演会   総会、研究発表大会において開催する。
  ・セミナー  人材育成など、本会の研究会活動の中からテーマ、時期を選んで適宜開催する。

5.2006年度予算について
2006年度予算案  (平成18年5月13日)
情報システム学会
収入の部 予算 備  考 前年実績
会費収入計 3,790,000 3,131,000
  正会員 1,400,000 4000円×350名 1,253,000
  学生会員 40,000 2000円×20名 28,000
  賛助会員 350,000 6社 350,000
  特別賛助会員 2,000,000 4社 1,500,000
事業収入計 520,000 675,000
  研究発表大会会費 240,000 2000円×120名 278,000
  研究発表大会懇親会費 100,000 2000円×50名 52,000
  総会懇親会費 180,000 3000円×60名 345,000
収入の部合計 4,310,000 3,806,000
支出の部 予算 備  考 前年実績
研究発表大会合計 580,000 576,620
  会場費 100,000 看板、備品等 83,042
  講師謝礼 60,000 2名 30,000
  アルバイト人件費 200,000 8000円×25人・日 236,800
  懇親会料理 200,000 4000円×50名 208,778
  会議費 20,000 18,000
総会合計 558,000 739,350
  会場費 120,000 会場費、看板、備品等 248,850
  講師謝礼 150,000 講師2名、パネラ2名 50,000
  アルバイト人件費 48,000 8,000円×6人・日 36,000
  懇親会料理 240,000 4,000円×60名 404,500
編集委員会 190,000 21,000
  学会誌編集補助 70,000 5,000円×7編×2回 21,000
  サーバ保守 100,000 10,000円×10月
  ドメイン取得 20,000
企画委員会・人材育成委員会 2,100,000 150,000
  研究会補助 300,000 50,000円×6研究会 150,000
  メルマガ編集・事務補助 1,800,000 150,000円×12月
広報委員会 700,000 118,900
  WEBサイト運営補助 200,000 800円×250H 118,900
  NOMORI保守 500,000 年間契約
事務局 500,000 156,066
  学会事務アルバイト人件費 200,000 800円×250H 106,400
  会議室借用料 200,000 10,000円×20回
  事務用消耗品 50,000 24,786
  通信費等 50,000 通信費、銀行手数料等 24,880
予備費 300,000
支出の部合計 4,928,000 1,761,936
前年度繰越 4,169,614
今年度収支 618,000
次年度繰越 3,551,614
以上
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