一般社団法人 情報システム学会
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IS技術者のためのpsytech研究会
 IS技術者を取り巻く環境はグローバル化、情報化などを背景に厳しさを増してきている。IS技術者の心理的な状態が業務の成果に影響すると考えられることから、心理的ストレスへの対処がプロジェクト運営上重要と考えられる。本研究会では、IS技術者を対象とした心理的支援(psytech)について、プロジェクトマネジメントを構成するプロセスの1つである「メンタル・プロセス・マネジメント」のための情報システムモデルを検討する。特に、実際のプロジェクト運営におけるコミュニケーション、認知に焦点をあてて分析する。これにより、予防型メンタルヘルスの観点からIS技術者のwebll-being(精神的検討)を実現することを目指す。
当研究会では今年度、卓越した IS マネージャの経験則をパターン・ランゲージとして整理し、広く IS 産業界に広めることを目標とすることにしました。本シンポジウムの機会を活用し、ワークショップを企画しました。ワークショップでは「IS 技術者のためのパターン・ランゲージ 0.1稿」を提示し、IS 産業や IS 人材の育成に関わる皆さま方の議論をいただきます。
講師の辻本篤先生は、「組織コミュニケーション」とは、「組織を構成する個人の目標イメージと、 組織自体の目標イメージを一致させるための、一連のコミュニケーション活動である」とされ、基礎情報学をベースとした研究をされています。3研究会の主査から、組織コミュニケーションに関わる課題提起をした後、「イキイキと働ける職場環境」=組織がシステムとして有機的に機能することとはどういうことか、お話をいただきます。
 第3回目のテーマは「ポジティブ心理学」です。ポジティブ心理学の考え方は、人間の情報行動に意味作用をもたらし、働く人の仕事上のやりがい感を高めることができる可能性があります。会合においては、ポジティブ心理学についての講義、そしてつよみを活かすためのワークを予定しています。自らのつよみを理解し、仕事上のやりがい感を高める方法を実感できる内容です。
 情報システム学会では、すでに井庭先生に、パターン・ランゲージの理論編をご講演頂きましたので、今回Psytech研究会として、井庭先生とともに“認知症とともによりよく生きる”ためのパターン・ランゲージの開発を進められた富士通研究所の岡田誠様に、実際にパターン・ランゲージをどのようにつくっていくのかについてご講演をお願いしました。
 第1回会合においては、専門家の講師をお招きして、認知行動療法についての講義とワークをしていただきます。プロジェクトにおけるメンタル面のケア等を日頃担当されている管理者やリーダーなど、専門的に心理療法を学んだ経験がない方を対象とした認知行動療法の入門レベルの内容です。
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