******************************************************************** 情報システム学会 メールマガジン 2022.2.25 No.16-11 2022年2月号(2月25日(金)発行)目次 [1] (直前)春講演会のご案内(2月26日) [2] 2022年度に新設する研究会募集のご案内 [3] ご紹介:Cyber Security白狐村塾/四方山話(賛助会員 SYNCHRO CTO中村健) [4]<会員コラム> 「寄稿 当たり前の情報システム開発、運用プロセス標準の再徹底」 渋谷照夫(正会員 組織進化コンサルタント) [5] 特別寄稿 オーギュスタン・ベルク著「俳句における言葉の露点と景色」の 邦訳(IS技術者のためのPsytech2020研究会 三村和子) [6] 連載 発注者からみた官公庁情報システムの現状と課題(岩崎和隆) 第30回 官公庁とDX(13)COCOA失敗の本質 [7] 連載 “Well-being”ことはじめ(三村和子) 第51回 テレワークでも上流を目指す [8] 連載 プロマネの現場から(蒼海憲治) 第167回 『PEDAL』・・・ミドル・シニア社員の躍進のためのマインド [9] 連載 情報システムの本質に迫る(芳賀正憲) 第177回 新しい資本主義―情報システム学会の役割 [10] 人材募集 東京都産業技術研究センターから2件の公募 [11] 2022年度会費 納入のお願い ************************************************************ ▲目次へ [1] (直前)春講演会のご案内(2月26日) 情報システム学会「春講演会」を開催させていただきます。 テーマ:これからのソシオテクニカルシステム(仮) 日 時:20221年2月26日(土)14:00〜16:00 場 所:Zoomによるオンライン開催 講 師:櫻井美穂子様 (国際大学GLOCOM准教授) 詳細は、https://www.issj.net/mm/mm16/10/dm1610-20220226houjin.pdf ▲目次へ [2] 2022年度に新設する研究会募集のご案内 研究会は、会員が情報システムに関連するテーマについて互いに研究し、 発表し、討議あるいは情報交換することを通して、会員の研究あるいは 業務に役立てて頂くことを目的としています。 1. 研究会(一般・常設)新設募集について 1-1 2022年度に研究会新設を希望される会員は、一般社団法人 情報シ ステム学会の研究会規程に基づき設置申請資料を作成し、事務局に 提出してください。研究会新設申請は、理事会で審議され、承認を 得た後に、4月より活動を開始して頂く予定です。 1-2 一般研究会は、2年間が標準設置期間ですが、2年間の終了時点で延 長申請を行い理事会で承認を受けることにより3年間まで延長ができ ます。 1-3 研究会の活動については、研究会規程 第7条、第8条に基づき成果 を報告する必要があります。なお、研究会は申請することにより規 程による補助金を受けることができます。 2.研究会設置申請書提出期限 2-1 提出期限を延長いたします。2022年3月4日(金)を提出期限とします。 2-2 それ以後も随時受け付けますが、活動期間は原則として研究会設置申 請を理事会が承認してから、2年以内の事業年度末日までとなります。 2-3 メールで事務局まで送ってください。 3.提出先 3-1 事務局 Eメール:issj-office■issj.net (■は@(半角)に置き換えてください) 4. 関連する資料は次を参照ください。 研究会規程 http://www.issj.net/kitei/kenkyuukai-kitei.html 研究会関連書類の様式 http://www.issj.net/kenkyuu/youshiki.html ▲目次へ [3] ご紹介:Cyber Security四方山話/白狐村塾(JAPANSecuritySummit Update) 昨年の8月号でご紹介いたしましたが、本学会の賛助会員 株式会社S YNCHROのCTO中村 健さんが、サイバーセキュリティ専門メディア JAPANSecuritySummit Updateのメールマガジンにサイバーセキュリティ の話題を連載中です。 これまでの「CS四方山話」と並行して、少し専門的なテーマを扱う 「CS白狐村塾」が始まります。ご興味のある方は下記をぜひご覧くだ さい。 https://japansecuritysummit.org/category/special-edition/nakamura/ ▲目次へ [4]<会員コラム> 「寄稿 当たり前の情報システム開発、運用プロセス標準の再徹底」 渋谷照夫(正会員 組織進化コンサルタント) 情報システム学に基づいた情報システム入門教科書のご紹介 情報システム学会 理事 渋谷照夫 ISSJ会員の皆様、ご承知のように、当学会では、情報システム学 を標榜しており、序説を2014年に発刊し、改定版(電子書籍)を2022年 度に発刊予定です。人間中心の情報システムの定義とその歴史、概念、 実践、人材像などまで解説しております。 昨今、DX化、AI活用などのキーワードが多くのメディアに頻繁に 出現しており、また、実際の情報システム構築、運用現場でもアジャイ ル、ローコード、OSS活用などの手法やツールによる効率化や自動化 の動きも活発化しております。 このような環境変化の下でありますが、「人間中心の情報システム」 の概念や仕組みの有効性や価値を重要視し訴求し続けてゆきたいと考え ます。 (全文は、下記リンクからご覧ください。) https://www.issj.net/mm/mm16/11/mm1611-sb-sb.pdf ▲目次へ [5] 特別寄稿 オーギュスタン・ベルク著 「俳句における言葉の露点と景色」の邦訳 (IS技術者のためのPsytech2020研究会 三村和子) 情報システム構築のプロセスは、概念化のプロセスとみなされる。 「言葉の露点」とは、その概念化のレベルを表すものである。「言葉の 露点」を提唱したベルク氏は、日本語の露点は欧米の言語と比べて高い 状態にある、すなわち概念化があまり進んでいない状態にあると指摘さ れた。情報システムの構築では、最終的に概念化を徹底せねばならず、 企画や要求分析を日本語で進めざるを得ないわが国のシステム構築は、 露点の低い欧米にはない困難を抱える。 ベルク氏の著した「言葉の露点」に関する表記論文は、情報システム 学にとって基本的重要文献であるが、今まで邦文で読むことができなか った。このたびベルク氏の許諾と校閲を頂き、翻訳が完成、本メールマ ガジンへの掲載が可能になった。関係者に広く活用して頂くことを期待 するとともに、ベルク氏と、翻訳の労をとられた奥田康子氏に感謝申し 上げる。 (全文は、下記リンクからご覧ください。) https://www.issj.net/mm/mm16/11/mm1611-rtn-rtn.pdf (邦訳は、下記リンクからご覧ください。) https://www.issj.net/mm/mm16/11/mm1611-ab-ab.pdf ▲目次へ [6] 連載 発注者からみた官公庁情報システムの現状と課題(岩崎和隆) 第30回 官公庁とDX(13)COCOA失敗の本質 1 はじめに 前回のメルマガ記事※1では、厚生労働省がCOVID-19接触確認アプリ 「COCOA」(以下「COCOA」と言います。)の不具合について、プログラ ミングの視点以外の主要な視点から論じました。今回は、改めて発注者 視点でCOCOAの失敗の本質を論じることとします。 2 事案の概要 本項では、特に断りのない限り、事実関係は、厚生労働省の報告書 (以下「厚生労働省報告書」と言います。)※2によります。 本事案の経過は、次の表1のとおりです。なお、表1と表2は前回のメルマ ガ記事のものを再掲しています。 (全文は、下記リンクからご覧ください。) https://www.issj.net/mm/mm16/11/mm1611-gk-gk.pdf ▲目次へ [7] 連載 “Well-being”ことはじめ(三村和子) 第51回 テレワークでも上流を目指す 2022年1月27日に日本生産性本部「働く人の意識調査」第8回の結果が 公表されました。この調査は、新型コロナウィルス感染症が組織で働く 人の意識に及ぼす影響について、四半期に一度のペースで継続して行わ れてきました。今回第8回の調査結果では、「テレワーク実施率は過去 最低の18.5%を記録」とあります。これには、「2021年10月初旬からの 新型コロナウィルス感染拡大の沈静化にともなって、健康配慮のための テレワークは意義が薄れ、日数の制限、制度自体の取り止めと言った形 で、テレワークの後退をもたらした」ことが背景にあること、そして、 「(オミクロン株が急拡大している)今こそ、恒久的な働き方のオプシ ョンとしてテレワークを位置付けるべき」と、まとめで提言されています。 (全文は、下記リンクからご覧ください。) https://www.issj.net/mm/mm16/11/mm1611-wb-wb.pdf ▲目次へ [8] 連載 プロマネの現場から(蒼海憲治) 第167回 『PEDAL』・・・ミドル・シニア社員の躍進のためのマインド 前号で『プロティアン・キャリア』という生き方について紹介しまし た。VUCA時において、DXなどの新しい文化創出の活動に対応できるよう になるためにも、変化に対応できるマインドと力を手に入れること。そ のためには、「ラーニング・アニマル」のマインドを持って学び続ける ことが大切だと思っています。 ところで、人財育成施策について議論していて、ふと思うことがあり ます。それは、同じようなキャリアやスキルを持っているようにみえな がら、周りから敬遠される「使えないおじさん」と、後輩や年下上司か らも頼りにされる「可愛げのあるおじさん」がいる、ということです。 そして、この違いはどこにあるのだろうか。 この違いについてのヒントが、先日手に取ったパーソル総合研究所に よる『ミドル・シニアの脱年功マネジメント 40〜50 代「年上部下」の 躍進行動支援の勘所』(*1)にありました。本書では、ベテラン社員 が躍進するための行動指標が「PEDAL」という5つの観点で説明さ れており、これらの要素が「可愛げのあるおじさん」になるための違い になるのでは、と思いました。 「PEDAL」という躍進の「鍵を握る五つの躍進行動」は、ベテラ ン社員、特に、シニアにとって、心がけるべきものと共感しました。そ こで今回は、この「PEDAL」について、紹介したいと思います。 (全文は、下記リンクからご覧ください。) https://www.issj.net/mm/mm16/11/mm1611-pg-pg.pdf ▲目次へ [9] 連載 情報システムの本質に迫る(芳賀正憲) 第177回 新しい資本主義―情報システム学会の役割 1960年に開始された「所得倍増計画」の歴史に学び、21世紀の 今日、日本の経済成長のためにどのように基盤整備をしていけばよいか、 松元崇・元内閣府事務次官がきわめて啓発的な論文を日本経済新聞に寄 せています(2021年12月29日)。 <戦後の高度経済成長は、エコノミスト下村治氏の経済理論と、池 田勇人首相の政治決断のダイナミックな展開によってもたらされました が、下村氏は「私は経済成長についての計画主義者ではない」と明言し ていました。そして「私の興味は計画にあるのではなくて、可能性の探 求にある。(中略)国民の創造力に即して、その開発と解放の条件を検 討することである」と述べていました。> (全文は、下記リンクからご覧ください。) https://www.issj.net/mm/mm16/11/mm1611-hs-hs.pdf ▲目次へ [10] 人材募集 東京都立産業技術研究センター 任期付研究員(テニュアトラック型) https://www.iri-tokyo.jp/site/saiyou/zuiji.html#tenure 一般型研究員(パーマネント) https://www.iri-tokyo.jp/site/saiyou/2023.html ▲目次へ [11] 2022年度会費 納入のお願い 会員の皆様に2020年度の会費の納入をお願いいたします。2月15日に、 請求書を郵送いたしました。請求書が届かない場合は、お届けの住所が 間違っていることが考えられますので、事務局までご連絡いただきます ようお願いいたします。 年会費 正会員(5,000円) 学生会員(2,000円) 賛助会員(50,000円/一口) 納入期限 2022年3月31日(木) ※大学などの関係で4月以降になる場合は4月30日(木)まで 振込先 三菱東京UFJ銀行 市ヶ谷支店(014)普通預金 0087521 みずほ銀行 九段支店(532) 普通預金 1714392 ゆうちょ銀行 〇一九支店(019)当座預金 0300365 郵便振替 00180−7−300365 名義人 社)情報システム学会 (シャ)ジョウホウシステムガッカイ) お問合せ先:事務局 issj-office■issj.net (■は@に置き換えて下さい) ▲目次へ ******************************************************************** 01月28日号は・・ https://www.issj.net/mm/mm16/10/mm1610.html 01月01日号は・・ https://www.issj.net/mm/mm16/09/mm1609.html 11月30日号は・・ https://www.issj.net/mm/mm16/08/mm1608.html ・本メルマガ中の記名入りの記事は執筆者の意見であり、ISSJの見解を表明 するものではありません。 ・本メルマガ記事の無断転載を禁じます。 ・ISSJメルマガに関するご意見、ご感想をお寄せください。そして、皆さま からのご寄稿もお待ちしています。自薦・他薦を問いませんので、情報シス テムにまつわる様々なご意見をお気軽にお寄せください。非会員の方も、会 員の紹介があれば寄稿いただけます。 ・会員組織による人材募集やカンファレンス、セミナー情報、新書の紹介 など、会員の皆様に役立つ情報もお知らせください。 ・宛先は、メルマガ編集委員会 issj-magazine■issj.net(■は@に置き換えてください)です。 ISSJメルマガ編集委員会 編集長 :川野喜一、 副編集長:永田奈央美 編集委員:岩崎慎一、上野南海雄、魚田勝臣、神沼靖子、小林義人、 芳賀正憲(50音順) ************************************************************** 以上 ▲目次へ