********************************************************************
         情報システム学会 メールマガジン
                                               2022.1.1 No.16-09

2022年新年号(1月1日(土)発行)目次
[1] 新年のご挨拶(砂田 薫 会長)
[2] 春講演会のご案内(2月26日)
[3] 第17回全国大会・研究発表大会開催報告(12月11日)
  ・開催報告(実行委員長 森本祥一(専修大学))
  ・BP賞選定記(BP賞選定委員会委員長 石井信明(神奈川大学))
  ・各賞受賞者 受賞の言葉
[4] 第6回浦昭二記念賞について(杉野隆 選定委員会委員長)
[5] 放送大学番組のご紹介
[6] 山口名誉会長の最終講義のご紹介
[7] 開催報告 基礎情報学研究会と
   ネオ・サイバネティクス研究会の合同研究会(11月14日)
[8] 連載 発注者からみた官公庁情報システムの現状と課題(岩崎和隆)
   第28回 官公庁とDX(11)理念だけでなく実装概要を示した議論を
[9] 連載 “Well-being”ことはじめ(三村和子)
   第49回 理想を実現する
[10] 連載 プロマネの現場から(蒼海憲治)
   第165回 ラーニング・アニマル」と「ラーン・ベター」
[11] 連載 情報システムの本質に迫る(芳賀正憲)
   第175回 情報システム学とは何かー情報システム学会の考え方
[12] 編集後記(メールマガジン編集委員会)

************************************************************
▲目次へ

[1] 新年のご挨拶(砂田 薫 会長)
   情報システム学会新年ご挨拶
                         2022年(令和4年)1月1日
                一般社団法人情報システム学会 代表理事
                            会長 砂田 薫

   あけましておめでとうございます。いまだコロナの収束が見通せない不
  透明な状況が続いていますが、新年を清々しい気持ちでお迎えのことと思
  います。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

   さて、近年は産業界や行政・教育機関などさまざまなセクターでDX(デ
  ジタル・トランスフォーメーション)と並んで、ウェルビーイング(well-
  being)やハピネス(happiness)といった概念が注目されています。IT産業
  でも、多様な人びとを幸福にする社会をつくるためにテクノロジーで何が
  できるか、といった議論が活発に行われるようになりました。単に研究や
  議論が増えただけでなく、具体的な実践を前提としてハピネスやウェルビー
  イングの指標化も試みられるようになっています。

  (全文は、下記リンクからご覧ください。)
   https://www.issj.net/mm/mm16/09/mm1609-ny-ny.pdf
▲目次へ

[2] 春講演会のご案内(2月26日)

   情報システム学会「春講演会」を開催させていただきます。

    テーマ:これからのソシオテクニカルシステム(仮)
   日  時:20221年2月26日(土)14:00〜16:00
   場  所:Zoomによるオンライン開催
   講 師:櫻井美穂子様 (国際大学GLOCOM准教授)

   詳細は後日Webページに掲載いたします。
▲目次へ

[3] 第17回全国大会・研究発表大会開催報告(12月11日)

  ・開催報告(実行委員長 森本祥一(専修大学))
   https://www.issj.net/mm/mm16/09/mm1609-rp-rp.pdf

  ・BP賞選定記(BP賞選定委員会委員長 石井信明(神奈川大学))
   https://www.issj.net/mm/mm16/09/mm1609-bps-bps.pdf

  ・各賞受賞者 受賞の言葉
   ベストペーパー賞 (大阪産業大学 山田耕嗣)
   https://www.issj.net/mm/mm16/09/mm1609-bp1-bp1.pdf

   ベストペーパー特別賞 (イノベーション・エッジ 原 清己)
   https://www.issj.net/mm/mm16/09/mm1609-bp2-bp2.pdf

   若手学生奨励賞 (文教大学 福井佑希)
   https://www.issj.net/mm/mm16/09/mm1609-bsk-bsk.pdf
▲目次へ

[4] 第6回浦昭二記念賞について(杉野隆 選定委員会委員長)

   第6回浦昭二記念賞は、次の方が受賞されました。
   12月11日に開催された「第16回全国大会・研究発表大会」において、
   表彰式が行われました。

   ■ 実践賞
   表彰理由:
    海外パッケージソフトウェア販売事業の実践を通じて、企業の情報シ
    ステム運用管理の健全化を推進
   表彰対象者:株式会社ブロード(代表取締役 姫野 惠悟氏)

   ・第6回浦昭二記念賞 選考記
    (浦昭二記念賞選定委員会 委員長 杉野隆)
   https://www.issj.net/mm/mm16/09/mm1609-ur-ur.pdf
▲目次へ

[5] 放送大学番組のご紹介

    山口高平名誉会長(前会長、慶應義塾大学)がプロデュースされた番
   組が放送されます。

    第1回後半で、伊藤重隆名誉会員(元会長)と山口名誉会長が対談し、
   伊藤名誉会員が情報システムプロデューサについて説明され、AIプロデ
   ューサーとの関連性を議論します。ぜひご視聴ください。

   詳細は、https://www.issj.net/mm/mm16/09/mm1609-ai-ai.pdf
▲目次へ

[6] 山口名誉会長の最終講義のご紹介

    3月に慶応義塾大学をご退職する、山口高平名誉会長(前会長)が、下
   記のように最終講義をなさいます。ぜひご視聴ください。

   日 時:2022年1月17日(月)14:20-15:00
   演 題:AI研究教育プロジェクトの振り返り
   (学外の方はZoom参加)

   詳細は、https://www.st.keio.ac.jp/event/yagami/20211210_01.html
▲目次へ

[7] 開催報告 基礎情報学研究会と
   ネオ・サイバネティクス研究会の合同研究会(11月14日)

   基礎情報学研究会とネオ・サイバネティクス研究会の合同研究会を
   開催しました。

   日  時:2021年11月14日(日)13:00〜14:45
   場  所:Zoomによるオンライン開催

   詳細は、https://www.issj.net/mm/mm16/09/mm1609-ks-ks.pdf
▲目次へ

[8] 連載 発注者からみた官公庁情報システムの現状と課題(岩崎和隆)
   第28回 官公庁とDX(11)理念だけでなく実装概要を示した議論を

   1 はじめに
    今年が皆様にとって幸多き年になることを祈念いたします。
    さて、デジタル庁は、「誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化
   を。」というミッションを掲げています※1。このミッションに異論を
   唱える方は少ないと推察しています。では、行政の効率化という理念は
   どうでしょうか。
    デジタル庁のミッションほどではないかもしれませんが、比較的賛同
   を得やすい理念ではないでしょうか。
    このように、世の中で言われている理念には、支持を集めやすいもの
   が多くあると感じています。しかし、デジタル庁のミッションと行政の
   効率化ともに、実現可能性、メリット及びデメリットが分かりません。
   他の理念も同様と考えられます。そこで、本稿では、理念でなく実装概
   要を示した議論の必要性と、そのとき専門家に期待される役割について
   論じます。

   (全文は、下記リンクからご覧ください。)
        https://www.issj.net/mm/mm16/09/mm1609-gk-gk.pdf
▲目次へ

[9] 連載 “Well-being”ことはじめ(三村和子)
   第49回 理想を実現する

    先月12月11日に当学会第17回全国大会・研究発表大会が専修大学で開
   催されました。私は残念ながら事情があり出席できなくなりましたが、
   zoomにより基調講演を拝聴することができました。以下の2つの講演が
   行われました。

   ・「日本のデジタル」
     村上敬亮氏(デジタル庁統括官 国民向けサービスグループ長)
   ・「自ら主体的にキャリアを形成していくことの重要性と、
     IT人材の学び直しの状況について紹介」
     三好きよみ氏(東京都立産業技術大学院大学 産業技術研究科 教授)

    ※「 」は演題。( )は講演者の肩書等。
      ISSJ2021全国大会・研究発表大会より

  (全文は、下記リンクからご覧ください。)
        https://www.issj.net/mm/mm16/09/mm1609-wb-wb.pdf
▲目次へ

[10] 連載 プロマネの現場から(蒼海憲治)
   第165回 ラーニング・アニマル」と「ラーン・ベター」

    時代が変わり、ビジネス環境が変わり、顧客の要求やニーズが変わり、
   それに求められる技術やサービスが変わります。しかも、この変化は止
   まることなく続いていきます。そこで求められる人物像は、「これまで
   うまくやれた人」ではなく「これからうまくやれる人」になります。ダー
   ウィンがいったといわれる「この世に生き残る生き物は、最も力の強い
   ものか。そうではない。最も頭のいいものか。そうでもない。それは、
   変化に対応できる生き物だ」という変化への対応力が大切になると思い
   ます。
    コロナ禍にもかかわらず、現在、転職・キャリア採用の市場は活況で
   す。採用の基準として、スキル・技術・専門性があり、経験も依然重視
   されていますが、それらが陳腐化している場合、採用後使い物にならな
   い恐れがあります。時代・環境の変化に対応できる人になるためにはど
   うすればよいのか。今回は、グーグルが求める人材である 「スマート・ク
   リエイティブ」やその働き方を『How Google Works(ハウ・グーグル・ワ
   ークス) 私たちの働き方とマネジメント』 (日本経済新聞出版)(*1)
   より紹介したいと思います。本書をすでにご存じの方もいらっしゃると
   思いますが、昨今のDX・AIに対応できる組織作りを考えるにあたり、大
   きな示唆を与えてくれます。

     (全文は、下記リンクからご覧ください。)
        https://www.issj.net/mm/mm16/09/mm1609-pg-pg.pdf
▲目次へ

[11] 連載 情報システムの本質に迫る(芳賀正憲)
   第175回 情報システム学とは何かー情報システム学会の考え方

   情報システム学に関しては、今まで他の学会で知識体系や教育体系がつ
  くられ普及が進められてきました。しかし既存の体系では、(1)SE教
  育・ユーザ教育ともに欧米や中国など主要国に大きく劣後する、(2)D
  Xが後れに後れる、(3)国際競争力が工業社会の1位から30位台に転
  落、(4)一人当たりGDPが、先進国トップから世界33位にまで転落
  することが実績データで示されており、体系として不備があることが明白
  です。
   すでに起きているこれらの重大問題を解決することが、情報システム学
  会のミッションです。既存体系に対していかに優れたdifferenceをコンセ
  プトとして創出するかが決め手になります。「Differentiate or Die!」
  をスローガンに、新しい情報システム学の世界を切り開いていきましょう。

  (全文は、下記リンクからご覧ください。)
        https://www.issj.net/mm/mm16/09/mm1609-hs-hs.pdf
▲目次へ

[12] 編集後記(メールマガジン編集委員会)

    お健やかに新年をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。
   昨暮れの全国大会・研究発表大会は2年ぶりにリアルで開催されました。
   直接皆さまのお顔を拝見できたのは何よりの事でした。
   本年もメールマガジンをどうぞよろしくお願いいたします。
▲目次へ

********************************************************************
  11月30日号は・・ https://www.issj.net/mm/mm16/08/mm1608.html
  10月29日号は・・ https://www.issj.net/mm/mm16/07/mm1607.html
  09月28日号は・・ https://www.issj.net/mm/mm16/06/mm1606.html

・本メルマガ中の記名入りの記事は執筆者の意見であり、ISSJの見解を表明
 するものではありません。

・本メルマガ記事の無断転載を禁じます。

・ISSJメルマガに関するご意見、ご感想をお寄せください。そして、皆さま
 からのご寄稿もお待ちしています。自薦・他薦を問いませんので、情報シス
 テムにまつわる様々なご意見をお気軽にお寄せください。非会員の方も、会
 員の紹介があれば寄稿いただけます。

・会員組織による人材募集やカンファレンス、セミナー情報、新書の紹介
 など、会員の皆様に役立つ情報もお知らせください。

・宛先は、メルマガ編集委員会
 issj-magazine■issj.net(■は@に置き換えてください)です。

ISSJメルマガ編集委員会
 編集長 :川野喜一、 副編集長:永田奈央美
 編集委員:岩崎慎一、上野南海雄、魚田勝臣、神沼靖子、小林義人、
      芳賀正憲(50音順)
************************************************************** 以上
▲目次へ