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         情報システム学会 メールマガジン
                                                 2020.9.29 No.15-06

[1] 秋講演会の開催案内(10月10日、オンライン開催)
[2] 2020年度の 第16回全国大会・研究発表大会 開催予定(12月5日)
   発表申し込み(9/8〜10/9)、参加申し込み(9/8〜11/30)
[3] 開催案内 CPS時代における情報システムのリデザイン研究会
     第9回研究会(10月17日開催)
[4] 開催案内 合同研究会「情報と創造性」(10月24日)
[5] 開催報告 合同研究会「働く人にとってのマインドフルネス」(9月12日開催)
[6] 協賛します。
   ・経営情報学会 2020全国研究発表大会(11月7〜8日開催)
   ・情報処理学会 情報システム教育コンテスト
[7] KISTEC(神奈川県立産業技術総合研究所)教育講座を後援します
[8] 寄稿 『情報システムにサイレンを仕込む』
     (株)プライド創業者/情報学博士,学会監事 松平和也
[9] 連載 発注者からみた官公庁情報システムの現状と課題(岩崎和隆)
   第13回 デジタルトランスフォーメーションと官公庁情報システム(1)
       内製化
[10] 連載 自称基礎情報学伝道師の心的オートポイエティック・システムからの
   眺め(中島 聡)
   第23回 高等学校における非対面授業について(前編)
[11] 連載 “Well-being”ことはじめ(三村和子)
      第34回  マインドフルネスから「健康」
[12] 連載 プロマネの現場から(蒼海憲治)
     第150回 DX(デジタルトランスフォーメーション)再考
[13] 連載 情報システムの本質に迫る(芳賀正憲)
     第160回 アベノミクスは、なぜ失敗したのか

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[1] 秋講演会の開催案内(10月10日、オンライン開催)

情報システム学会「秋講演会」を開催します。
日時 2020年10月10日(土)16:30〜18:30
場所 オンライン開催
講師 中島 健祐氏 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
テーマ
  「デジタル先進国デンマークから考える次世代型社会システムの在り方」

(詳細は、以下をご参照ください。)
http://www.issj.net/gaiyou/2020_aki_kouen.pdf
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[2]  2020年度の 第16回全国大会・研究発表大会 開催予定(12月5日)
  発表申し込み(9/8〜10/9)、参加申し込み(9/8〜11/30)

第16回全国大会・研究発表大会を下記の要領で開催します。
日時 2020年12月5日(土)
場所 オンライン開催

参加申込、発表申込も始まっています。

詳細については随時Webに掲載して参ります。
http://www.issj.net/conf/issj2020/
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[3] 開催案内  CPS時代における情報システムのリデザイン研究会 (10月17日)

第9回研究会を開催します。
日時:2020年10月17日(土) 13:00 〜 16:00
会場:ウェブ会議(Zoomを使用)

詳細は下記を参照ください。
 ■第9回研究会
 https://issj.school-website.jp/redesign/m09/
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[4] 開催案内 合同研究会「情報と創造性」(10月24日)

ネオ・サイバネティクス研究会と情報システム学会基礎情報学研究会は、合同
で連続研究会「情報と創造性」を開催いたします。

第1回「創造性をめぐるシステム進化と階層性」
日時:2020年10月24日(土)13時00分〜14時45分
場所:オンライン(Zoomを使用)※前日に招待メールを送付いたします。
発表者:大井奈美(山梨英和大学)

参加費:不要
(詳細は下記を参照ください)
http://www.issj.net/mm/mm15/06/mm1506-js-js.pdf
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[5] 開催報告 合同研究会「働く人にとってのマインドフルネス」(9月12日)

基礎情報学研究会、IS技術者のためのPsytech2020研究会の合同研究会を開催
しました。

日時:2020年9月12日(土)13時30分〜15時00分
場所:オンライン(Zoomを使用)
講師:伊藤 靖氏(医学博士、神戸徳洲会病院、関西医科大学心療内科学講座、
 マサチューセッツ大学MBSR(Mindfulness-Based Stress Reduction)認定講師)

(詳細は下記を参照ください)
http://www.issj.net/mm/mm15/06/mm1506-kh-kh.pdf
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[6] 協賛します
 ・経営情報学会 2020全国研究発表大会(11月7〜8日開催)
 ・情報処理学会 第13回情報システム教育コンテスト

次の2つの大会に協賛します。

・経営情報学会 2020全国研究発表大会(11月7〜8日開催)
 http://www.jasmin.jp/activity/zenkoku_taikai/2020_fall/

・情報処理学会 第13回情報システム教育コンテスト
 (エントリー受付:11月1日〜13日)
 http://miyagawa.si.aoyama.ac.jp/wiki/isecon_2020
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[7] KISTEC(神奈川県立産業技術総合研究所)教育講座を後援します

地方独立行政法人 神奈川県立産業技術走行研究所が開催する
教育講座を後援いたします。

「先端暗号技術入門」
〜量子コンピュータと共に変容する暗号技術の基礎と応用、開発課題〜

日程 2020年12月3日(火)〜3日(木)3日間
会場 かながわサイエンスパーク(KSP)(川崎市)
募集人員 15名

詳細については下記をご参照下さい。
https://www.kistec.jp/learn/researcher/r2_6_sentanangou/
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[8] 寄稿 『情報システムにサイレンを仕込む』
     (株)プライド創業者/情報学博士,学会監事 松平和也

はじめに
 コロナに痛めつけられる隣人を見て、今こそ、情報システムが必要な時だと
感じる。当学会では、情報システム化を深耕して、人間社会問題を解決してい
くべきだと言う主張をしてきた。そこで本論では、情報システムを構築してい
く上での肝心な点として、問題を抱える人間の発する兆候を察知しリスクの存
在を関係者に警告して問題解決を徹底するべく、けたたましく鳴るサイレンを、
情報システム内に仕込むことを訴えたい。サイレンを鳴らす警察車を日常見る
が、ギャングの親分で有名な、アルカポネは、自分の専用車に警察の使うサイ
レンを仕込んで逃げ回ったと言う有名な話がある。ここでいうサイレンは、何
らかの人間の出すサイン『情報』を察知したら、ここに問題ありとアクション
させる警報である。アクションしなければ、サイレンは鳴り止まないのである。
要は、リスク予知機能を内包する情報システムを設計するのである。

(全文は、下記リンクからご覧ください。)
 http://www.issj.net/mm/mm15/06/mm1506-mk-mk.pdf
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[9]  連載 発注者からみた官公庁情報システムの現状と課題(岩崎和隆)
     第13回 デジタルトランスフォーメーションと官公庁情報システム(1)
             内製化

1 はじめに
 今から25年以上前に、私が県の情報システムをはじめて担当したときには、
神奈川県議会で県の情報システムが採り上げられることは、ほぼ皆無で、県の
中では目立たない仕事でした。最近では、議会で採り上げられることが増えて
きたものの、やはり、目立たない仕事には、変わりがないと考えていました。
 そのため、今回の自由民主党総裁選の報道には、驚きました。菅義偉氏がデ
ジタル庁新設など行政の縦割り廃止を、岸田文雄氏がデータ庁設立を政策とし
て掲げた※1)からです。
 そして、菅内閣が発足し、平井卓也氏がデジタル改革担当大臣に任命されま
した。

(全文は、下記リンクからご覧ください。)
 http://www.issj.net/mm/mm15/06/mm1506-gk-gk.pdf
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[10] 連載 自称基礎情報学伝道師の心的オートポイエティック・システム
    からの眺め(中島 聡)
    第23回 高等学校における非対面授業について(前編)

 前回は、新型コロナウィルスによる休業に、極普通の高等学校がどのような
対応をしたのかについて、伝道師の勤務校を基準に報告致しました。その後、
幸いなことに全国的な休業は行われていません。ですがクラスターの発生等に
よって再び休業になる可能性が無くなった訳ではありません。そのため、いつ
訪れるか判らない次の休業に向けて、現場も、また地方自治体や国も対応を模
索しています。その中でインターネットを利用した非対面授業が本命であるこ
とは言うまでもありません。そして、多くの大学ではインターネット等による
非対面授業が続いています。その一方で、非対面授業の問題点も浮き彫りにな
りつつあり、ちらほらですがマスメディアによる報道も目に入ってくるように
なりました。そこで、今回は高等学校におけるインターネット等による非対面
授業について勝手に考えてみようと思います。なお、伝道師の所有する教員免
許により、初等中等教育全般ではなく高等学校に限定させていただきます。

(全文は、下記リンクからご覧ください。)
 http://www.issj.net/mm/mm15/06/mm1506-dn-dn.pdf
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[11] 連載 “Well-being”ことはじめ(三村和子)
   第34回 マインドフルネスから「健康」

 9月12日、基礎情報学研究会と合同企画により「働く人のためのマインドフル
ネス」をオンラインで開催しました。講師にマインドフルネスストレス低減療
法(MBSR)*1)を専門家向けや企業研修などで数多く指導されている伊藤靖氏を
お招きしました。

米国でポジティブ心理学、そして認知行動療法から派生したと言われるMBSRで
すが、日本でもマインドフルネスは数年前にファッション雑誌の特集が組まれ、
スポーツジムのプログラムとなるなど、一般によく知られています。産業界で
はGoogle社などのIT企業が取り入れて効果が認められたため、特に注目が集ま
りました。元々アジアの仏教にルーツをもつ瞑想法を含めたMBSRが米国で心理
療法の技法として開発され、日本に持ち込まれてその効果に注目が集まるとい
うことは、逆輸入と言えるかもしれません。その起源について知ると日本人に
とってなじみやすいのではないかと思われます。

(全文は、下記リンクからご覧ください。)
http://www.issj.net/mm/mm15/06/mm1506-wb-wb.pdf
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[12] 連載 プロマネの現場から(蒼海憲治)
  第150回 DX(デジタルトランスフォーメーション)再考

  8月中旬、武漢に出張しました。昨年の12月以来のことです。竹内亮監督
の『お久しぶりです、武漢(好久不見、武漢)』をご覧になり、武漢市が新型
コロナから正常化した様子を見られたかたもいらっしゃるかと思います。いま
時点、中国の中でも、新型コロナで一番安全な街の一つといってよいと思いま
す。
出張時の週末、武漢市から高鉄(新幹線)で1時間半ほどの距離の宜昌市に足
を延ばしました。この宜昌市には、このところ日本のニュースで話題の三峡ダ
ムがあります。訪問したのは、8月21日から22日にかけてでしたが、日本
のネットニュースには、梅雨が始まった6月から数えると3か月余の期間、連
日、三峡ダムが崩壊の恐れがあるというニュースが報道されていました。

(全文は、下記リンクからご覧ください。)
 http://www.issj.net/mm/mm15/06/mm1506-pg-pg.pdf
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[13] 連載 情報システムの本質に迫る(芳賀正憲)
  第160回 アベノミクスは、なぜ失敗したのか

  7年8か月におよんだ安倍政治が終わりました。長期政権がつづく間に、日
本の国際的な地位は、大きく低下しました。スイスIMDの発表によると、安
倍政権の始まった2013年、日本の国際競争力は世界で24位でした。この
時点でかなり低い値であり、大幅な向上が期待されましたが、政権の末期、昨
年は30位、今年6月の発表では、さらに34位にまで凋落しました。
競争力を失うと、経済力をもつことができません。国民一人当たりのGDP
(IMF統計)は2012年、世界で15位でしたが、2018年には、26
位に低下しました。(日本のGDP統計は、安倍政権下、かさ上げが指摘され
ており、それを除くと26位よりさらに低くなっている可能性があります。)

(全文は、下記リンクからご覧ください。)
 http://www.issj.net/mm/mm15/06/mm1506-hs-hs.pdf
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  08月28日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm15/05/mm1505.html
   07月28日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm15/04/mm1504.html
   06月30日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm15/03/mm1503.html

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ISSJメルマガ編集委員会
 編集長 :川野喜一、 副編集長:永田奈央美
 編集委員:岩崎慎一、上野南海雄、魚田勝臣、神沼靖子、小林義人、
      芳賀正憲(50音順)
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