******************************************************************** 情報システム学会 メールマガジン 2020.5.29 No.15-02 [1] 2020年度の 第16回全国大会・研究発表大会 開催予定(12月5日) [2] 【JST/RISTEX】「科学技術の倫理的・法制度的・社会的課題(ELSI)への 包括的実践研究開発プログラム」研究提案の募集のお知らせ [3] 日本学術会議主催学術フォーラム 開催案内(7月16日) [4] 連載 発注者からみた官公庁情報システムの現状と課題(岩崎和隆) 第9回 制度設計と業務のQCD [5] 連載 自称基礎情報学伝道師の心的オートポイエティック・システムから の眺め(中島 聡) 第19回 基礎情報学を学ぶ上での躓きを生徒のコメントから捉える(中) [6] 連載 “Well-being”ことはじめ(三村和子) 第30回 パターンランゲージ(12)カテゴリー「承認」 [7] 連載 プロマネの現場から(蒼海憲治) 第146回 新型肺炎後の世界 [8] 連載 情報システムの本質に迫る(芳賀正憲) 第156回 新型コロナウィルス問題−日本はなぜ対応を誤ったのか ******************************************************************** ▲目次へ [1] 2020年度の 第16回全国大会・研究発表大会 開催予定(12月5日) 第16回全国大会・研究発表大会を下記の要領で開催する予定です。 日時 2020年12月5日(土) 場所 慶應義塾大学 日吉キャンパス 詳細については今後Webに掲載して参ります。 ▲目次へ [2] 【JST/RISTEX】「科学技術の倫理的・法制度的・社会的課題(ELSI)への 包括的実践研究開発プログラム」研究提案の募集のお知らせ 令和2年度より、ゲノム編集やAI・ロボティクス、細胞農業、人間拡張工学、 気候工学など、新興技術のELSI(Ethical, Legal and Social Implications/Issues; 倫理的・法制度的・社会的課題)への取組を主軸とする 「科学技術の倫理的・法制度的・社会的課題(ELSI)への包括的実践研究開発 プログラム」を設定し、研究提案の募集を開始いたしました。 〔募集期間〕 令和2年5月1日(金) 〜 令和2年6月23日(火)正午 〔研究開発期間・規模〕 (1)研究開発プロジェクト 研究開発期間:1〜3年 研究開発費:1,500万円/年(直接経費)程度上限 (2)プロジェクト企画調査 企画調査期間:6ヵ月程度(単年度) 企画調査費:300〜500万円/半年(直接経費)程度 〔プログラム紹介〕 https://www.jst.go.jp/ristex/examin/active/elsi-pg/elsi-pg.html 〔公募要領〕 https://www.jst.go.jp/ristex/proposal/current/proposal_2020.html 〔問合わせ先〕国立研究開発法人科学技術振興機構 社会技術研究開発センター 募集担当 E-mail: boshu@jst.go.jp 〒102-8666 東京都千代田区四番町5-3 サイエンスプラザ ▲目次へ [3] 日本学術会議主催学術フォーラム 開催案内 「メディアが促す人と科学の調和ーコロナ収束後の公共圏を考えるー」 〔日時〕:2020年7月16日(木)13:00-17:00(受付開始12:30) 〔場所〕:日本学術会議講堂 ※オンライン開催に変更の場合があります。 〔主催〕:日本学術会議 〔開催趣旨〕: 昨今、一般向け科学雑誌が次々と撤退する中、多くの市民はどのように科学 の情報を得ているのか、また政府とメディアと大学等の関係は時代とともに どのように変化し、政策に科学情報はどのように反映されているのか、様々 な立場の科学関係者が議論する。 特に、海外メディアの視点とインターネット情報に焦点をあて、新型コロナ ウイルス収束後の公共圏の在り方を考える。 〔次第〕: http://www.scj.go.jp/ja/event/2020/288-s-0716.html 〔定員〕:250名(先着)(参加費無料) 〔要・事前申し込み〕:以下のURLからお申し込みください。 https://form.cao.go.jp/scj/opinion-0110.html 〔アクセス〕:東京メトロ千代田線「乃木坂駅」下車、 5番出口(青山霊園方面)より徒歩1分 〔問合せ先〕: 日本学術会議事務局企画課学術フォーラム担当 〒106-8555 東京都港区六本木7-22-34 電話:03-3403-6295 ▲目次へ [4] 連載 発注者からみた官公庁情報システムの現状と課題(岩崎和隆) 第9回 制度設計と業務のQCD 1 はじめに 前回のメルマガで、「情報システムと法令及び官公庁の業務」というテーマ を採り上げましたが、このテーマの根源には「制度設計と業務のQCD(品質、 コスト及び納期)」があります。そこで、本稿では、「制度設計と業務のQCD」 を採り上げることとします。最初に、官公庁を題材に説明し、その後、官民共 通の課題と官公庁特有の課題を明らかにしていきます。 2 官公庁と法令及び要綱等と関係 法令には、憲法、条約、法律、政令、省令、条例、規則(以下「法令」とい います。)があります。また、民間企業が活動するときは、法令ではありませ んが、官公庁が定めた要綱、要領、ガイドライン(以下「要綱等」と言います。) などを意識することが多いと推測します。 (全文は、下記リンクからご覧ください。) http://www.issj.net/mm/mm15/02/mm1502-gk-gk.pdf ▲目次へ [5] 連載 自称基礎情報学伝道師の心的オートポイエティック・システム からの眺め(中島 聡) 第19回 基礎情報学を学ぶ上での躓きを生徒のコメントから捉える(中) 今回も前回に引き続き、生徒のコメントから基礎情報学を学ぶ上での躓きと なるような点について、勝手に考えてみようと思います。今回は2学期の終盤 から3学期の冒頭に実施した部分です。前回は、情報やコミュニケーションの概 念形成を目指したもので、その後の授業全体に影響する内容でした。今回から は学習指導要領の項目をほぼ終了した後に実施した、基礎情報学の核心に迫る 発展的でやや高度な内容ですが、年度末も近く生徒も伝道師の授業にかなり慣 れた状態になっています。前回と同様、授業で使用したプレゼンテーション資 料や東京大学大学院西垣研究室(当時)との共同研究で実施した研究授業の動画 も公開しています。参考にしてください。 (全文は、下記リンクからご覧ください。) http://www.issj.net/mm/mm15/02/mm1502-dn-dn.pdf ▲目次へ [6] 連載 “Well-being”ことはじめ(三村和子) 第30回 パターンランゲージ(12)カテゴリー「承認」 前回に引き続き、パターンランゲージのカテゴリーの1つ「承認」について 検討します。 今回のパターン作成にあたって参考としたESO行動規範(*1)に記載されている解 説表から「承認」について抜粋して引用します。 (全文は、下記リンクからご覧ください。) http://www.issj.net/mm/mm15/02/mm1502-wb-wb.pdf ▲目次へ [7] 連載 プロマネの現場から(蒼海憲治) 第146回 新型肺炎後の世界 5月5日現在、新型肺炎により、195の国・地域で、死者数は25万1365人、 感染者は358万2469人、116万2563人が回復したと報じられています。一方、日 本では、感染者は1万1968人、死者数は521人となっています。4月8日午前0 時より、7都道府県に対して、5月6日までの効力で緊急事態宣言が発出され ましたが、その後、適用地域が日本全国に拡大され、さらに5月4日には、5 月31日までの延期が決定されました。 中国は2か月間の都市封鎖により、ほぼ感染の抑え込みに成功しましたが、中 国での対策ほど、検査や隔離が徹底されていないため、日本が同様に終息でき るかは、まだまだ予断を許さない状況にあると思います。 (全文は、下記リンクからご覧ください。) http://www.issj.net/mm/mm15/02/mm1502-pg-pg.pdf ▲目次へ [8] 連載 情報システムの本質に迫る(芳賀正憲) 第156回 新型コロナウィルス問題−日本はなぜ対応を誤ったのか 新型コロナウィルス感染問題への対応で、日本は、台湾、韓国、ドイツなど に比し、大幅に後れをとりました。何よりも、感染問題への対応の基本となる、 検査の徹底が遅れました。クラスターのみに注目、クラスター対策こそ、この 問題の本質と考えていたからです。クラスター対策は日本の新型コロナ問題へ の対応の、他国にない特長であり、5月になってからでさえ、西村担当大臣は、 「日本が世界に誇るクラスター対策」と公言していました。もちろん、この対 策自体は、厚労省に集う専門家たちが発案したものです。 情報システム学の観点に立つと、これは『新情報システム学序説』で述べてい る、典型的な ?記号論上の誤り”です。この誤りは、目立つもの、際立つもの が、全体を代表すると考えるもので、人間の概念化プロセスで起きる錯覚の一 つとして、古くから知られています。 (全文は、下記リンクからご覧ください。) http://www.issj.net/mm/mm15/02/mm1502-hs-hs.pdf ▲目次へ ******************************************************************** 04月28日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm15/01/mm1501.html 03月27日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm14/12/mm1412.html 02月28日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm14/11/mm1411.html ・本メルマガ中の記名入りの記事は執筆者の意見であり、ISSJの見解を表明 するものではありません。 ・本メルマガ記事の無断転載を禁じます。 ・ISSJメルマガに関するご意見、ご感想をお寄せください。そして、皆さま からのご寄稿もお待ちしています。自薦・他薦を問いませんので、情報シス テムにまつわる様々なご意見をお気軽にお寄せください。非会員の方も、会 員の紹介があれば寄稿いただけます。 会員組織による人材募集やカンファレンス、セミナー情報、新書の紹介 など、会員の皆様に役立つ情報もお知らせください。 宛先は、メルマガ編集委員会(issj-magazine■issj.net ■は@に置き換 えてください)です。 ISSJメルマガ編集委員会 編集長 :川野喜一、 副編集長:永田奈央美 編集委員:岩崎慎一、上野南海雄、魚田勝臣、神沼靖子、小林義人、 芳賀正憲(50音順) ************************************************************** 以上 ▲目次へ