******************************************************************** 情報システム学会 メールマガジン 2020.4.28 No.15-01 [1] 学会誌発行のお知らせ(第15巻 第2号 3月28日発行) [2] 第13回シンポジウム開催中止案内(5月23日) [3] 2020年度の 第16回全国大会・研究発表大会 開催予定(12月5日) [4] 寄稿 自著『情報資源管理とシステム構築統制の探究』を刊行して (中西昌武 元名古屋経済大学) [5] 連載 発注者からみた官公庁情報システムの現状と課題(岩崎和隆) 第8回 情報システムと法令及び官公庁の業務 [6] 連載 自称基礎情報学伝道師の心的オートポイエティック・システム からの眺め(中島 聡) 第18回 基礎情報学を学ぶ上での躓きを生徒のコメントから捉える(上) [7] 連載 “Well-being”ことはじめ(三村和子) 第29回 パターンランゲージ(11)挑戦の意味 [8] 連載 プロマネの現場から(蒼海憲治) 第145回 中国における新型肺炎の状況 [9] 連載 情報システムの本質に迫る(芳賀正憲) 第155回 新型コロナウィルス問題の情報システム学 [10] 人材募集 教員公募のお知らせ(新潟国際情報大学・東京都市大学) ******************************************************************** ▲目次へ [1] 学会誌発行のお知らせ(第15巻 第2号 3月28日発行) 学会誌第15巻第2号を、学会Webに掲載しました。 学会誌 第15巻 第2号の内容は、下記をご参照ください。 http://www.issj.net/journal/jissj/index.html −目次ー [巻頭言] 人生100年時代における本学会の役割 小林 満男 [研究論文] クチコミのソーシャルメディア別拡散特性の分析 福田 浩至, 大曽根 匡 [事例実践論文] 企業の実課題を対象とした情報システム企画立案に関する授業実施と教育効果 山田 耕嗣, 山田 悟, 杉本 展将, 佐田 幸宏 [研究論文] Development and Operation Experiment of a Power-saving, High-availability Server System by Compound Operation of a Power-saving Server System and a Multiple-server Backup System Mitsuyoshi KITAMURA, Youta SHIMIZU, and Koki TANI [第12回シンポジウム基調講演] AI社会実装における要件とAI技術の擦り合わせ 講演者 山口 高平 [第12回シンポジウム基調講演] 通信理論から情報理論そしてAIですか 講演者 菅澤 喜男 [2019年秋講演会] 機械学習・ディープラーニングの進展・普及と課題 講演者 山口 高平 ▲目次へ [2] 第13回シンポジウム開催中止案内(5月23日) 新型コロナ感染拡大防止の観点から、 2020年5月23日(土)開催予定であった、 第13回シンポジウムは中止となりました。 ▲目次へ [3] 2020年度の 第16回全国大会・研究発表大会 開催予定(12月5日) 第16回全国大会・研究発表大会を下記の要領で開催する予定です。 日時 2020年12月5日(土) 場所 慶應義塾大学 日吉キャンパス 詳細については今後Webに掲載して参ります。 ▲目次へ [4] 寄稿 自著『情報資源管理とシステム構築統制の探究』を刊行して (中西昌武 元名古屋経済大学) 2020年4月1日発行 共立出版 私は2020年3月末をもって名古屋経済大学を定年退職しましたが、時を同じ くして、学術刊行助成により単著(名古屋経済大学叢書第7巻)を共立出版か ら出す幸いに恵まれました。書名は、『情報資源管理とシステム構築統制の探 究』といい、「管理思想からの理論的検討」という副題が付いています。いか にも長い書名ですが、私なりの思いが込められています。どのような思いであ るかは、共立出版サイトに公開 https://www.kyoritsu-pub.co.jp/bookdetail/9784320124578 された本書の「はしがき」の通りですが、要するに、システム構築の力を再生 するには情報資源管理という管理思想の生命を吹き込むしかない、という主張 です。本書では、そのための理論的な考え方を解説しています。本稿では本書 の執筆を振り返りつつ簡単に内容を紹介し、補足説明し、いくつかの気づいた 点を述べます。 (全文は、下記リンクからご覧ください。) http://www.issj.net/mm/mm15/01/mm1501-nm-nm.pdf ▲目次へ [5] 連載 発注者からみた官公庁情報システムの現状と課題(岩崎和隆) 第8回 情報システムと法令及び官公庁の業務 1 はじめに (1)近況 4月の人事異動で、今まで勤務していた地方独立官公庁法人を離任し、神奈川 県庁(以下「県」と言います。)に復帰しました。そのため、前職場で従事し ていた新型コロナウイルス担当も、終了しました。 そして、17年ぶりに人事課に配属され、人事給与システムの運用を担当するこ とになりました。もっとも、17年前はサーバ管理やセンターのオペレーション を担当するチームの一員でしたが、今回は、サブシステムのひとつ、会計年度 任用職員(4月からの制度名称。旧制度は、非常勤職員。)の給与計算などを 担当するチームの一員です。開発を経ずに運用を担当するのは、25年ぶりとな ります。 (全文は、下記リンクからご覧ください。) http://www.issj.net/mm/mm15/01/mm1501-gk-gk.pdf ▲目次へ [6] 連載 自称基礎情報学伝道師の心的オートポイエティック・システム からの眺め(中島 聡) 第18回 基礎情報学を学ぶ上での躓きを生徒のコメントから捉える(上) 前回は、ディスカッションの在るべき形とコミュニケーションについて書か せて戴きました。その後も、伝道師の考えを裏付けるような資料を複数見つけ ることができました。ですが、それについては機会を改めて報告しようと思い ます。今回からの3回分は、少し趣向を変えて、伝道師の授業に対する生徒の 疑問や質問を紹介しながら、基礎情報学を学ぶときに躓きとなるような点を、 自戒の念も含め勝手に考えてみようと思います。具体的には、昨年度(2019年度) の生徒コメントを時系列に授業単元毎にまとめてご紹介します。今回は1学期 分に相当する3単元分になります。なお、各授業についての概要及び実施時期 については、連載第5回「伝道師の授業(その1)年間計画」に掲載した一昨年度 (2018年度)とほぼ同じになっています。そちらをご参照下さい。 (全文は、下記リンクからご覧ください。) http://www.issj.net/mm/mm15/01/mm1501-dn-dn.pdf ▲目次へ [7] 連載 “Well-being”ことはじめ(三村和子) 第29回 パターンランゲージ(11)挑戦の意味 前回は、カテゴリー「主体性」のパターンの1つ、IS技術者が自ら担当する 仕事について熟知していけるように、ISマネージャ*1)から言語化を促すこと の重要性−「見える熟知」を提示しました。今回は、カテゴリー「承認」の パターンについて検討します。 カテゴリー「承認」には、ISマネージャからメンバーに対して“よくがんば っているね”と努力を讃えるメッセージが込められています。カテゴリーの参 考としているESO行動規範*2)では、「『承認』−自分の成長や貢献が認められ ていること」と規定されています。また、必要な組織の対応は「従業員が自ら の成長の意欲を高め、貢献実感を得られる仕組み及び/又は環境を提供するこ と」とされています。 (全文は、下記リンクからご覧ください。) http://www.issj.net/mm/mm15/01/mm1501-wb-wb.pdf ▲目次へ [8] 連載 プロマネの現場から(蒼海憲治) 第145回 中国における新型肺炎の状況 新型肺炎の4月12日時点の状況は、全世界で、感染者は150万人、死者 9万人を超えましたが、まだまだ終息の見通しがわからない状況です。 日本では、4月8日午前0時より、緊急事態宣言が7都府県に対して出されま した。新型肺炎との戦いは、長期戦のため、この数か月間が、感染拡大を抑え 込めるか否かにとって、非常に重要な局面だと思います。 一方 中国では、昨年12月に、最初の感染者が発見され、1月22日には、 武漢市を含む湖北省の全面封鎖を行いました。封鎖後、2か月余を経た3月末 には、湖北省を除くと、一か月以上、新規の感染者が発生していない都市が大 半となっています。 (全文は、下記リンクからご覧ください。) http://www.issj.net/mm/mm15/01/mm1501-pg-pg.pdf ▲目次へ [9] 連載 情報システムの本質に迫る(芳賀正憲) 第155回 新型コロナウィルス問題の情報システム学 新型コロナウィルス感染問題への対応で、日本は、台湾、韓国、ドイツなど に比し、大幅に後れをとりました。日本で最初に国内感染者が確認された1月 16日から、すでに3か月以上経過しているのに、毎日数百名の新たな感染者 が確認されており、現在感染がどこまで広がっているのか、いまだに実態がつ かめていません。韓国で4月18日、新たな感染確認者が、8名にまで減少し てきていることと対照的です。 日本の対応がここまで後れをとったのは、本来、的確な方針を示して実行に移 すべき、厚労省の医務官僚や専門家会議のメンバーが、コロナ問題を解決する ためのモデルを理解していなかったからです。専門家の人たちが判断を誤った ため、彼らに依存する政府の施策も的はずれのものになり、対応が後手後手に なりました。 (全文は、下記リンクからご覧ください。) http://www.issj.net/mm/mm15/01/mm1501-hs-hs.pdf ▲目次へ [10] 人材募集 教員公募のお知らせ(新潟国際情報大学・東京都市大学) ◆新潟国際情報大学において、教員の公募をしています。 詳しくは下記を参照下さい。 新潟国際情報大学 経営情報学部 経営学科「経営情報論」 (応募締め切り日:2020年 6月 15日(月)(必着)) リンク先: https://www.nuis.ac.jp/pub/p01_1586756635503.html 新潟国際情報大学 経営情報学部 情報システム学科「情報プロジェクト特論」 (応募締め切り日:2020年 6月 15日(月)(必着)) リンク先: https://www.nuis.ac.jp/pub/p01_1586755616153.html ◆東京都市大学において、教員の公募をしています。 詳しくは下記をご参照下さい 東京都市大学 メディア情報学部 情報システム学科 「システムデザイン」 (応募締め切り日:2020年 8月 31日(月)(必着)) リンク先: https://www.tcu.ac.jp/recruitinformation/ 東京都市大学 メディア情報学部 情報システム学科 「ICTアセスメント」 (応募締め切り日:2020年 8月 31日(月)(必着)) リンク先: https://www.tcu.ac.jp/recruitinformation/ ▲目次へ ******************************************************************** <編集後記> 新緑にツツジ、良い季節になりましたが、新型コロナの厳しい状況が 続いています。皆さまもどうぞ気をつけてお過ごしください。 中西昌武先生(元名古屋経済大学)に「自著を刊行して」と題して、 「システム構築の力を再生するには情報資源管理という管理思想の生命を 吹き込むしかない」という強い思いをご寄稿いただきました。ぜひご一読 ください。(編集委員長 川野) 03月27日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm14/12/mm1412.html 02月28日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm14/11/mm1411.html 01月28日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm14/10/mm1410.html ・本メルマガ中の記名入りの記事は執筆者の意見であり、ISSJの見解を表明 するものではありません。 ・本メルマガ記事の無断転載を禁じます。 ・ISSJメルマガに関するご意見、ご感想をお寄せください。そして、皆さま からのご寄稿もお待ちしています。自薦・他薦を問いませんので、情報シス テムにまつわる様々なご意見をお気軽にお寄せください。非会員の方も、会 員の紹介があれば寄稿いただけます。 会員組織による人材募集やカンファレンス、セミナー情報、新書の紹介 など、会員の皆様に役立つ情報もお知らせください。 宛先は、メルマガ編集委員会(issj-magazine■issj.net ■は@に置き換 えてください)です。 ISSJメルマガ編集委員会 編集長 :川野喜一、 副編集長:永田奈央美 編集委員:岩崎慎一、上野南海雄、魚田勝臣、神沼靖子、小林義人、 芳賀正憲(50音順) ************************************************************** 以上 ▲目次へ