******************************************************************** 情報システム学会 メールマガジン 2020.1.1 No.14-09 [1] 新年のご挨拶(山口高平会長) [2] 新春講演会のご案内(1月14日開催) [3] 第15回全国大会・研究発表大会 ・開催報告(大会実行委員長 中鉢直宏(帝京大学)) ・BP賞選定記(BP賞選定委員会委員長 石井信明(神奈川大学)) ・各賞受賞者 受賞の言葉 [4] 第4回浦昭二記念賞について(杉野隆 選定委員会委員長) [5] 開催案内CPS時代における情報システムのリデザイン研究会 第4回研究会(1月26日開催) [6] 開催報告CPS時代における情報システムのリデザイン研究会 第3回研究会(11月23日開催) [7] 開催案内HIS研究会 第12回研究会(2月14日開催) Dimitris Karagiannis教授(ウィーン大学情報工学科)講演会 [8] KISTEC(神奈川県立産業技術総合研究所)教育講座を後援します [9] 連載 発注者からみた官公庁情報システムの現状と課題(岩崎和隆) 第4回 『官公庁情報システムの調達制度の現状と課題(2)』 [10] 連載 自称基礎情報学伝道師の心的オートポイエティック・システム からの眺め(中島 聡) 第14回 基礎情報学の超入門書とPISA2018の結果(読解力)について [11] 連載 “Well-being”ことはじめ(三村和子) 第25回 パターンランゲージ (7)美しいアーキテクチャ [12] 連載 プロマネの現場から(蒼海憲治) 第141回 プロジェティスタもウミガメを目指す! [13] 連載 情報システムの本質に迫る(芳賀正憲) 第151回 オイルショック以上の危機ではないのか! [14] ITコーディネータ協会 職員募集案内 ******************************************************************** ▲目次へ [1] 新年のご挨拶(山口高平会長) 情報システム学会新年ご挨拶 2020年(令和2年)1月1日 一般社団法人 情報システム学会 代表理事 会長 山口 高平 (慶応義塾大学理工学部) 明けましておめでとうございます。皆様にとって、本年が良い年であります ように、お祈り申し上げます。昨年は、年号が平成から令和に改められ、「即 位の礼」に関する諸行事も無事終了し、新しい令和の時代が動き始めました。 以下、令和時代の新しいキーワードになりうる「自動運転」を例にとり、新し い動きについて考えてみましょう。 2020年春、我が国でも5G(第5世代移動通信システム)のサービスが開始されま す。2010年代は、4Gによりスマートフォンで動画やチャットを楽しめるように なりました。2020年代に登場する5Gは、通信速度は4Gより100倍速く、通信遅延 時間も1/10以下になると言われています。また、5G高速通信基盤上で、AI等を 利用した、様々なスマート情報システムが普及していくことも予想され、その 一つに自動運転があります。 (全文は、下記リンクからご覧ください。) http://www.issj.net/mm/mm14/09/mm1409-ny-ny.pdf ▲目次へ [2]新春講演会のご案内(1月14日開催) 講演会と情報交換を兼ねた新春講演会を開催致します。 2020年の新春講演会は、ID(マイナンバー)の権威 八木晃二博士にご講演いただきます。 多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。 日時 2020年1月14日(火) 17:00〜18:20 場所 専修大学 神田校舎 プログラム 1.講演会 17:00〜18:20 同校舎7号館7階 731教室 講演タイトル:「IDクライシス その本質に迫る! −なぜ,7pay不正アクセスは発生したのか? なぜ,マイナンバーカードは普及しないのか?−」 講演者:八木晃二氏 慶應義塾大学理工学部及び、専修大学経営学部非常勤講師、 情報システム学会常務理事。博士(情報管理) 2.情報交換会 18:30〜20:30 同校舎 1号館地下1階 ポルト・ノアール 詳細は下記を参照ください。 http://www.issj.net/mm/mm14/09/mm1409-sk-sk.pdf ▲目次へ [3] 第15回全国大会・研究発表大会 ・開催報告(大会実行委員長 中鉢直宏(帝京大学)) http://www.issj.net/mm/mm14/09/mm1409-rp-rp.pdf ・BP賞選定記(BP賞選定委員会委員長 石井信明(神奈川大学)) http://www.issj.net/mm/mm14/09/mm1409-bps-bps.pdf ・各賞受賞者 受賞の言葉 ベストペーパー賞 (慶應義塾大学大学院 小関健太郎) http://www.issj.net/mm/mm14/09/mm1409-bp1-bp1.pdf ベストペーパー特別賞 (東京都立産業技術研究センター 吉次なぎ) http://www.issj.net/mm/mm14/09/mm1409-bp2-bp2.pdf 若手学生奨励賞 (慶應義塾大学 服部友俊) http://www.issj.net/mm/mm14/09/mm1409-bp3-bp3.pdf ベストポスター賞 (青山学院大学 岡部 亮祐) http://www.issj.net/mm/mm14/09/mm1409-bp4-bp4.pdf ▲目次へ [4] 第4回浦昭二記念賞について(杉野隆 選定委員会委員長) 2019年度の浦昭二記念賞の該当者はありませんでした。 付記 4賞ともに、推薦候補者数が減少傾向にあります。 推薦候補者数を増やすための対策を検討しています。 会員の皆様からのご提案をぜひお願いします。 ▲目次へ [5] 開催案内CPS時代における情報システムのリデザイン研究会 第4回研究会(1月26日開催) 第4回研究会を開催します。 日時:2020年1月26日(日) 13:00 〜 16:00 会場:IVYTOWER 5F X-FLOOR川崎会議室 詳細は下記を参照ください。 ■第4回研究会 https://issj.school-website.jp/redesign/m04/ ▲目次へ [6] 開催報告CPS時代における情報システムのリデザイン研究会 第3回研究会(11月23日開催) 第3回勉強会を開催しました。 1.日 時:2019年11月23日(土)13:00〜16:00 2.場 所:IVTTOWER 5F Room01 X-Floor川崎会議室 詳細は下記を参照ください。 ◆第3回研究会 https://issj.school-website.jp/redesign/m03-report/ ▲目次へ [7] 開催案内HIS研究会 第12回研究会(2月14日開催) Dimitris Karagiannis教授(ウィーン大学情報工学科)講演会 HIS(Human-oriented Information Systems)研究会では“人間中心の 情報システム”の考察や議論を深めるために研究や実務に係わる方のお話を 伺っております。今回は当学会会長の山口高平先生(慶応大学工学部 管理工学科)のご紹介で、山口研究室に共同研究のために来日される ウィーン大学情報工学科のDimitris Karagiannis 教授にご講演いただきます。 演題:「The ADOxx Metamodeling Platform」 メタモデリング・アプローチはソフトウェアエンジニアリングや システムエンジニアリングのみならずコンピューターサイエンス、 その他の分野への応用が期待されています。メタモデリングのための プラットフォームであるADOxx(complex, distributable, scalable and component-based metamodeling platform)について お話しいただきます。 教授のご専門は知識モデリング、デザインシンキング(下記OMiLAB)、 エンタープライズアーキテクチャです。 Karagiannis 教授プロフィール https://ufind.univie.ac.at/en/person.html?id=6781 The Open Models (OMi) Laboratory https://austria.omilab.org/psm/home ●開催日時:2020年2月14日(金) 18時〜20時 ●開催場所:専修大学神田校舎 7号館781教室 https://www.senshu-u.ac.jp/about/campus/ ●参加ご希望の方は、主査までご連絡をお願いいたします。 (会員のご紹介があれば非会員の方も参加できます) 研究会主査 川野喜一 kawano.kiichi■nifty.com(※■を@に置き換えてください) ▲目次へ [8] KISTEC(神奈川県立産業技術総合研究所)教育講座を後援します 地方独立行政法人 神奈川県立産業技術走行研究所が開催する 教育講座を後援いたします。 「暗号技術のいま、これから 〜量子コンピュータは暗号技術へ何をもたらすのか〜」コース 日程 2020年2月5日(水)12:45〜17:20 会場 かながわサイエンスパーク(KSP)ギャラリー(川崎市) 募集人員 80名 受講料 6,000円(消費税込み) 詳細については下記をご参照下さい。 https://www.kanagawa-iri.jp/learn/researcher/edu_h31/ed31_seminar_18/ ▲目次へ [9] 連載 発注者からみた官公庁情報システムの現状と課題(岩崎和隆) 第4回 『官公庁情報システムの調達制度の現状と課題(2)』 1 総合評価落札方式の失敗事例 今回は、前回のつづきになります。 前回の、「2 官公庁の調達制度概観」に記述したとおり、総合評価落札方式 では、発注者が予め定め、公表した落札者決定基準に基づき、受注者の提案内 容と価格を総合的に評価して、落札者を決定します。受注者の提案内容は、主 に機能とプロジェクト遂行能力に分類できるため、総合評価落札方式は、機能、 プロジェクト遂行能力、価格の3要素を総合的に評価して落札者を決定してい ると言えます。 このように、総合評価落札方式では、受注者のプロジェクト遂行能力評価を考 慮して落札者を決定するにもかかわらず、不適切な受注者を落札者としたとさ れているのが、特許庁運営基盤システムの開発です。 (全文は、下記リンクからご覧ください。) http://www.issj.net/mm/mm14/09/mm1409-gk-gk.pdf ▲目次へ [10] 連載 自称基礎情報学伝道師の心的オートポイエティック・システム からの眺め(中島 聡) 第14回 基礎情報学の超入門書とPISA2018の結果(読解力)について 今回は前回の宿題をテーマにする予定でしたが、締切り前にタイムリーなト ピックがありましたので内容を変更します。前回の宿題は次回以降に回します。 楽しみにしていた方には申し訳ありません(そんな人が存在することを信じて…)。 で、今回のテーマは次の2つです。一つは、基礎情報学史上間違いなく重要な 意味を持つであろう新刊のご紹介。もう一つは、PISAの2018年調査結果から本 連載の第9、10回と関連する読解力分野についてです。どちらも、いつものよ うに勝手に考えてみようと思います。 まずは、新刊のご紹介です。一ヶ月ほど前の11月29日に『AI×クリエティビ ティ 情報と生命とテクノロジーと。』が発売されました。著者は青山学院女 子短期大学現代教養学科准教授の河島茂生先生と一般社団法人コンピュータソ フトウェア著作権協会専務理事の久保田裕さんです。また、出版社は高田信夫 さんが経営する高陵社書店です。お三方とも本学会の基礎情報学研究会とは非 常に深い関係があります。 (全文は、下記リンクからご覧ください。) http://www.issj.net/mm/mm14/09/mm1409-dn-dn.pdf ▲目次へ [11] 連載 “Well-being”ことはじめ(三村和子) 第25回 パターンランゲージ (7)美しいアーキテクチャ 前回は、カテゴリー「共通理解」のパターンの1つ−顧客の事業の成長や展 開にISとして寄与すること、そして標準化や汎用性を志向して、理想的なシス テム像を追求することを関係者で共有する−に焦点をあてた内容「顧客志向に 徹する」を検討しました。今回も引き続き、カテゴリー「共通理解」の1つ「美 しいアーキテクチャ」を取り上げます。蒼海氏のメルマガ−第38回「美しいア ーキテクチャとは何か」*1)を参考にしています。 蒼海氏は、ソフトウェアアーキテクトとして折に触れて手に取る一冊『ビュ ーティフル・アーキテクチャ』*2)を読みながら、自らの経験を振り返って得た 気づきについて、次のように語っています。 (全文は、下記リンクからご覧ください。) http://www.issj.net/mm/mm14/09/mm1409-wb-wb.pdf ▲目次へ [12] 連載 プロマネの現場から(蒼海憲治) 第141回 プロジェティスタもウミガメを目指す! 中国に住んでいる外国人の駐在員妻のことを、太太(たいたい)と呼びます。 太太とは、奥様や夫人の美称を意味する中国語になります。この外国人の太太 には、原則、就労許可が下りないため、働くことができません。もし働きたい 場合、妻自身が、就労許可を取得する必要があります。そのため、子育て等の 必要のない太太は、午前中、中国の各大学で開かれている中国語のクラスで勉 強する人が多くいます。 この大学での中国語学校のクラスですが、初級から中級、上級まで、レベル別 の5クラス程度に分かれており、一学期は3か月から半年になっています。学 期毎に、前学期の成績と学習レベルに応じて、一つずつクラスを上がっていき ます。 (全文は、下記リンクからご覧ください。) http://www.issj.net/mm/mm14/09/mm1409-pg-pg.pdf ▲目次へ [13] 連載 情報システムの本質に迫る(芳賀正憲) 第151回 オイルショック以上の危機ではないのか! 日本は今、没落の只中にあります。工業社会を建設してきた人たちから見れ ば、国際競争力30位というのは、目を疑う数字でしょう。一人当たりGDP で世界の26位、国と地方を合わせた総債務残高1300兆円超というのも同 様です。これでは研究開発にも、教育、医療、社会福祉にも十分な予算がまわ せません。人間中心の社会の実現はほど遠くなります。このような日本を、1 年に90万人弱しか生まれてこない、少数の子どもや孫たちに引き継がせよう としています。 さらに問題は、政治家、官僚、経営者、学者等、本来社会を先導すべき人たち の中で、現在の日本に関して、危機感をもっている人がほとんどいないことで す。危機なのに危機感をもたない、これは最も危険な状態です。 (全文は、下記リンクからご覧ください。) http://www.issj.net/mm/mm14/09/mm1409-hs-hs.pdf ▲目次へ [14] ITコーディネータ協会 職員募集案内 ITコーディネータ協会において、職員の公募をしています。 詳細は下記を参照願います。 http://www.issj.net/mm/mm14/09/mm1409-it-it.pdf ▲目次へ ******************************************************************** 11月26日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm14/08/mm1408.html 10月29日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm14/07/mm1407.html 09月27日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm14/06/mm1406.html ・本メルマガ中の記名入りの記事は執筆者の意見であり、ISSJの見解を表明 するものではありません。 ・本メルマガ記事の無断転載を禁じます。 ・ISSJメルマガに関するご意見、ご感想をお寄せください。そして、皆さま からのご寄稿もお待ちしています。自薦・他薦を問いませんので、情報シス テムにまつわる様々なご意見をお気軽にお寄せください。非会員の方も、会 員の紹介があれば寄稿いただけます。 会員組織による人材募集やカンファレンス、セミナー情報、新書の紹介 など、会員の皆様に役立つ情報もお知らせください。 宛先は、メルマガ編集委員会(issj-magazine■issj.net ■は@に置き換 えてください)です。 ISSJメルマガ編集委員会 編集長 :川野喜一、 副編集長:永田奈央美 編集委員:岩崎慎一、上野南海雄、魚田勝臣、神沼靖子、小林義人、 芳賀正憲(50音順) ************************************************************** 以上 ▲目次へ