******************************************************************** 情報システム学会 メールマガジン 2019.11.26 No.14-08 [1] 2019年度の 第15回全国大会・研究発表大会 開催予定(11月30日) [2] 開催報告 CPS時代における情報システムのリデザイン研究会 第2回研究会(8月10日開催) [3] 連載 発注者からみた官公庁情報システムの現状と課題(岩崎和隆) 第3回 『官公庁情報システムの調達制度の現状と課題(1)』 [4] 連載 自称基礎情報学伝道師の心的オートポイエティック・システム からの眺め(中島 聡) 第13回 アクティブ・ラーニングと学習(考える)時間 [5] 連載 “Well-being”ことはじめ(三村和子) 第24回 パターンランゲージ (6)顧客志向に徹する [6] 連載 プロマネの現場から(蒼海憲治) 第140回 中国・深セン事情 [7] 連載 情報システムの本質に迫る(芳賀正憲) 第150回 『情報システム学』新版のブレイクスルー ******************************************************************** ▲目次へ [1] 2019年度の 第15回全国大会・研究発表大会 開催予定(11月30日) 「情報システムが変革する社会と人間活動」 帝京大学 八王子キャンパス 当日の参加申込も受け付けております。 皆様の参加をお待ちいたしております。 特別講演 麻生英樹氏(産業技術総合研究所 人工知能研究センター・副研究センター長) 堀浩一氏(東京大学大学院工学系研究科教授) そのほかの詳細については、下記をご参照ください。 http://www.issj.net/conf/issj2019/ ▲目次へ [2]開催報告 CPS時代における情報システムのリデザイン研究会 第2回研究会(8月10日開催) 第2回勉強会を開催しました。 1.日 時:2019年8月10日(土)10:00〜13:00 2.場 所:IVTTOWER 5F Room01 ? X-Floor川崎会議室 詳細は下記を参照ください。 ◆第2回研究会 https://issj.school-website.jp/redesign/m02-report/ ▲目次へ [3] 連載 発注者からみた官公庁情報システムの現状と課題(岩崎和隆) 第3回 『官公庁情報システムの調達制度の現状と課題(1)』 1 はじめに 官公庁情報システムの調達制度の現状と課題は、私の学会活動の原点でもあり ます。この課題がなければ、実務家の私が、学会発表することは、なかったか もしれません。 官公庁情報システムの調達制度については、分量が多くなるので、何度かに分 けて私の考えを記述します。 2 官公庁の調達制度概観 民間企業は契約相手選択の自由を有します。これは、近代民法の原則のひとつ で、契約自由の原則です。 しかし、官公庁では、国は会計法、地方公共団体は地方自治法などで調達制度 が定められていて、契約自由の原則は、ありません。そして、調達方法の原則 は競争入札となっています。これは、「財政的な消費が納税者の負担に基づい て行われることから、納税者の機会均等と公正な処理をすべき」という思想に 基づいています※1)。 (全文は、下記リンクからご覧ください。) http://www.issj.net/mm/mm14/08/mm1408-gk-gk.pdf ▲目次へ [4] 連載 自称基礎情報学伝道師の心的オートポイエティック・システム からの眺め(中島 聡) 第13回 アクティブ・ラーニングと学習(考える)時間 おかげさまで、連載が2年目に入りました。一年間ご愛読いただき、誠にあり がとうございます。6月に配信されましたNo.14-03では静岡産業大学の永田先生 よりコメントを戴き感謝しております。この場を借りて御礼申し上げます。 これからも、ご期待に沿えるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。 さて前回は、閉鎖系の心的オートポイエティック・システムが構造的カップリ ングを自発的に構築するには、人により多少の違いはありますが、それなりの 時間が必要であることを示し、この観点からも学習時間が重要であることをお 話いたしました。今回は、学習(考える)時間を観点に、最近流行りのアクティ ブ・ラーニングについて勝手に考えてみようと思います。 「生涯学習」という言葉が教育現場で聞かれるようになったのは平成4(1992) 年度の学習指導要領からで、「ゆとり教育」よりも10年も前になります。 (全文は、下記リンクからご覧ください。) http://www.issj.net/mm/mm14/08/mm1408-dn-dn.pdf ▲目次へ [5] 連載 “Well-being”ことはじめ(三村和子) 第24回 パターンランゲージ (6)顧客志向に徹する 前回は、カテゴリー「共通理解」のパターンの1つ−仕事の全体像をメンバー が理解できるようにする−に焦点をあてた内容「見晴らしをよくする」を検討 しました。今回も引き続き、カテゴリー「共通理解」の1つ「顧客志向に徹す る」を取り上げます。蒼海氏のメルマガ−第26回「IT技術者にとっての『教わ る技術』」*1)を参考にしています。 蒼海氏は、メルマガにおいて松尾睦著「経験からの学習:プロフェッショナル への成長プロセス」*2)を引用し、仕事の信念には、1)「目標達成の信念」と2) 「顧客志向の信念」の大きく2つがあること、そして、2)「顧客志向の信念」 が高い人ほど、経験や学習と実績が強く結びついていたことを紹介しています。 また、その理由を以下のように述べています。 (全文は、下記リンクからご覧ください。) http://www.issj.net/mm/mm14/08/mm1408-wb-wb.pdf ▲目次へ [6] 連載 プロマネの現場から(蒼海憲治) 第140回 中国・深セン事情 上海に赴任して以来、週の前半は上海にいますが、週の後半は、分公司のあ る拠点に足を運んでいます。上海から北に飛行機で2時間の距離にある大連、 同じく西に2時間のところにある武漢、そして、南に2時間のところにある広 州・深センです。 深センを訪れる際の目的は、折々に開かれる世界規模のセミナーへの参加、 そしてロボットやAI等のベンダー企業への訪問のためです。 帰りが週末になる場合、市街地から北に車で30分ほどのところにある大芬 (ダーフェン)油画村を訪ねるのが、楽しみの一つになっています。 ここには、わずか0.4平方キロという狭い土地の中に、1100の画廊と 8000人の画家が暮らし、複製画を描いています。世界中のホテルやレスト ランなどに飾られている複製画の実に7割が、ここで作られています。毎年 100万枚以上作られる複製画は、年商700億円に上る輸出産業になって います。 (全文は、下記リンクからご覧ください。) http://www.issj.net/mm/mm14/08/mm1408-pg-pg.pdf ▲目次へ [7] 連載 情報システムの本質に迫る(芳賀正憲) 第150回 『情報システム学』新版のブレイクスルー 情報システム学会では『新情報システム学序説』の改定版を来春発行予定で、 現在執筆を進めています。形の上では改定版としていますが、前回の編纂から 6年経過しており、その間の情報システムにおける大幅なパラダイムシフトを 反映して、up-to-dateなものにしていく必要があります。情報システムの基本 的な概念や進化してきた歴史,情報システムの機能と構成の論理を分析的に明 らかにする第1部では、大きく次の三つのブレイクスルーを計画しています。 (1)AI時代に適合した情報システム学の新たなスコープを示す。 (2)個別ユーザの目的実現に特化したSIの対概念として、すべてのユーザ にメリットの提供が可能な汎化した機能をレイアとして構築していくプラット フォーム概念を提示。 (3)情報システムにおける基本原理・法則として、12の再起概念を提案する。 (全文は、下記リンクからご覧ください。) http://www.issj.net/mm/mm14/08/mm1408-hs-hs.pdf ▲目次へ ******************************************************************** 10月29日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm14/07/mm1407.html 09月27日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm14/06/mm1406.html 08月27日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm14/05/mm1405.html ・本メルマガ中の記名入りの記事は執筆者の意見であり、ISSJの見解を表明 するものではありません。 ・本メルマガ記事の無断転載を禁じます。 ・ISSJメルマガに関するご意見、ご感想をお寄せください。そして、皆さま からのご寄稿もお待ちしています。自薦・他薦を問いませんので、情報シス テムにまつわる様々なご意見をお気軽にお寄せください。非会員の方も、会 員の紹介があれば寄稿いただけます。 会員組織による人材募集やカンファレンス、セミナー情報、新書の紹介 など、会員の皆様に役立つ情報もお知らせください。 宛先は、メルマガ編集委員会(issj-magazine■issj.net ■は@に置き換 えてください)です。 ISSJメルマガ編集委員会 編集長 :川野喜一、 副編集長:永田奈央美 編集委員:岩崎慎一、上野南海雄、魚田勝臣、神沼靖子、小林義人、 芳賀正憲(50音順) ************************************************************** 以上 ▲目次へ