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         情報システム学会 メールマガジン
                 2011.5.25 No.06-02

[1] 会長就任ご挨拶
[2] 第12回「情報システムのあり方と人間活動」研究会開催のご案内
                       (6月4日開催)
[3] 経営情報学会「2011年春季全国研究発表大会」に協賛
                       (5月28・29日開催)
[4] 「『情報システム教育に有効な事例の整備に関する研究会』と情報シス
テム学への発展に関する講演と討議」開催報告  (4月16日開催)
[5] 「法人移行記念/第4回シンポジウム」開催報告(5月21日開催)
[6] 「情報システム学会法人移行記念パーティー」開催報告
                       (5月21日開催)
[7] 連載「オブジェクト指向と哲学:第5回」(河合昭男)
  「徳とは何か - 分類と分解で考える」
[8] 連載「システムの肥大と人間の想像力:第6回」(矢野直明)
  「個人の生き方がそのままシステムにはね返る」
[9] 連載「著作権と情報システム:第26回」(田沼 浩)
  「1.著作物 [3]文化庁案「著作権審議会第六小委員会
           (コンピュータ・ソフトウェア関係)中間報告」(18)」
[10] 連載「プロマネの現場から:第38回」(蒼海憲治)
  「美しいアーキテクチャとは何か」
[11] 連載「情報システムの本質に迫る:第48回」(芳賀正憲)
  「『実践論』の情報システム学」
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[1] 会長就任ご挨拶
      情報システム学会 代表理事 会長 杉野 隆(国士舘大学)
 http://www.issj.net/gaiyou/gaiyou.html

 5月21日に開かれた一般社団法人情報システム学会の理事会においてご推
挙いただき、会長を仰せつかりました。誠に光栄なことでありますが、責任
の重さも感じております。会員の皆様と力を合わせて本学会の発展のために
微力を尽くす所存です。どうぞよろしくお願い申し上げます。また、本学会
は、2011年4月に学会としての運営を任意団体から一般社団法人に完全に移
行し、一般社団法人として順調に滑り出しました。竹並前会長はじめ理事、
その他の方々のご尽力のお蔭であり、御礼申し上げます。
 (全文は、上記リンクからご覧ください。)
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[2] 第12回「情報システムのあり方と人間活動」研究会開催のご案内
                          (6月4日開催)
詳しくは http://www.issj.net/ の「今後の予定」をご参照ください。

 3月12日に開催を予定しておりました当研究会を大震災のため中止しました
が、下記の様に再開いたします。奮ってご参加ください。
 日時 2011年6月4日(土)13時30分〜17時
 場所 慶應義塾大学日吉キャンパス協生館6階
 第1部 13時30分〜15時10分(質疑20分程度)
  講演題目 「大学・大学院における実践教育で教育・学習するメタ技術」
  講演者 法政大学 情報科学部コンピュータ科学科 教授 溝口 徹氏
 第2部 15時20分〜16時30分(質疑30分程度)
  講演題目 「システムエンジニアリングの世界動向と
        Information Architecture研究とその実践への影響」
  講演者  慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント
                (SDM)研究科 准教授 嶋津 恵子氏
**参加ご希望の方は、下記研究会主査までご連絡をお願いします。
     伊藤 重隆 shigetaka.itou■mizuho-ir.co.jp
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[3] 経営情報学会「2011年春季全国研究発表大会」に協賛
                       (5月28・29日開催)

 経営情報学会は5月28日(土)、29日(日)の2日間、専修大学生田キャンパ
スで「日本の情報システムの未来」をテーマに「2011年度春季全国研究発表
大会」を開催します。情報システム学会も協賛していますので、奮ってご参
加ください。
**大会URLは
http://www.jasmin.jp/activity/zenkoku_taikai/2011_spring/index.html
**大会ヘルプデスク(参加申込みに関するお問合せ先)は
       e-メールにて jasmin-desk■bunken.co.jp 宛に
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[4] 「『情報システム教育に有効な事例の整備に関する研究会』と
      情報システム学への発展に関する講演と討議」開催報告
  (第4回 新情報システム学体系化調査研究委員会)(4月16日開催)
 http://www.issj.net/mm/mm06/02/mm0602-4-gx.html

日時 2011年4月16日 13時30分〜16時30分
講師 江島 夏実氏(株式会社 コンピュータ教育工学研究所)
講演テーマ 「情報システム教育に有効な事例の整備に関する研究会」と
       情報システム学への発展
参加者 8名
(開催報告全文は、上記リンクからご覧ください。)
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[5] 「法人移行記念/第4回シンポジウム」開催報告(5月21日)
 http://www.issj.net/mm/mm06/02/mm0602-5-gx.html

 2011年5月21日(土)に法人移行記念/第4回シンポジウム「災害と情報
システム」が青山学院大学青山キャンパスにおいて開催されました。
 講演1:「東日本大震災での岩手IT支援活動の紹介」
     村山 優子氏(岩手県立大学)
 講演2:「災害時の社会機能担保の視点からの課題」
         〜岩手県災害現場支援のIT活用の現実〜
     今関 靖英氏(日本アイ・ビー・エム)
 講演3:「非常時データ提供の問題点」
     奥村 晴彦氏(三重大学)
 参加者 65名
(開催報告全文は、上記リンクからご覧ください。)
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[6] 「情報システム学会法人移行記念パーティー」開催報告
                       (5月21日開催)
 http://www.issj.net/mm/mm06/02/mm0602-6-gx.html

 一般社団法人情報システム学会(ISSJ)は、法人移行を記念する行事として
2011年5月21日、青山学院大学青山キャンパスにて、「災害と情報システム」
と題するシンポジウムを開催しました。シンポジウムは多数の参加者があり、
成功裏に終了しました。
 その懇親会も兼ねて、法人移行の記念行事の第2弾として、「法人移行記念
パーティー」を青山スパイラル8階アンクルハットにて、来賓の方に加えて
40名の参加者をいただき盛大に開催しました。来賓として、シンポジウムの
講演者、岩手県立大学ソフトウェア情報学部 村山教授、日本アイ・ビー・エ
ム株式会社クラウド&スマーター・シティー事業の今関部長にもご列席頂き、
終始和やかな雰囲気の下、学会会員とのコミュニケーションを深めることが
できました。            (広報委員会 委員長 柿澤晋一郎)
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[7] 連載「オブジェクト指向と哲学:第5回」
  「徳とは何か - 分類と分解で考える」
                      河合 昭男
 http://www.issj.net/mm/mm06/02/mm0602-7-gx.html

 マイケル・サンデル教授のハーバード大学白熱教室は、続々と出版されて
きた著書やTV出演でおなじみになってきました。「正義とは何か」が基本テー
マになっていますが、このようなブームが今突然湧き上がってきたのはなぜ
でしょうか。皆が潜在的に疑問に思っていたことをわかりやすい日常の言葉
で、対話形式で議論を進めた。それは正にソクラテスの手法です。
 これは古来存在論・認識論と並ぶ哲学の主要テーマのひとつです。プラト
ンの著作でソクラテスは何度も「徳とは何か」を対話のテーマとしてとりあ
げています。また、アリストテレスは「善」とは何か、最高善たる幸福とは
何かを探究しています。徳や善と正義はどのような関係があるのでしょうか?
今回はオブジェクト指向とも密接な関係のある「分類と分解」のケーススタ
ディとして、ソクラテスの「徳とは何か」をテーマとした対話を題材にして、
UMLでモデリングしながら考えてみたいと思います。
 (全文は、上記リンクからご覧ください。)
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[8] 連載「システムの肥大と人間の想像力:第6回」
  「個人の生き方がそのままシステムにはね返る」
          サイバー大学IT総合学部 教授 矢野 直明
 http://www.issj.net/mm/mm06/02/mm0602-8-gx.html

 今回の東京電力福島第一原子力発電所の事故であらためて痛感したのは、
原発に賛成するにしろ反対するにしろ、事故が起これば平等に放射能(放射
線)が降ってくる、ということだった。国土の狭い日本にいつの間にか54基
もの原発ができていた事実に無知、あるいは無関心だったことへの反省もあっ
た。前回、アメリカの経済学者、ジョン・ガルブレイスのinnocent fraud
(悪意なき欺瞞)という言葉を借りて表現したかったのはそのことだが、同
じような思いを抱いた人は多かったようだ。
 (全文は、上記リンクからご覧ください。)
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[9] 連載「著作権と情報システム:第26回」
  「1.著作物 [3]文化庁案「著作権審議会第六小委員会
           (コンピュータ・ソフトウェア関係)中間報告」(18)」
               司法書士/駒澤大学  田沼 浩
 http://www.issj.net/mm/mm06/02/mm0602-9-gx.html

 引き続き、1984年(昭和59年)1月に発表された文化庁の著作権審議会第六
小委員会の中間報告を検証する。 (全文は、上記リンクからご覧ください。)
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[10] 連載「プロマネの現場から:第38回」
  「美しいアーキテクチャとは何か」 蒼海 憲治
 http://www.issj.net/mm/mm06/02/mm0602-a-gx.html

 最近、折に触れて手に取っている本の一冊に、オライリー社の『ビューティ
フル・アーキテクチャ』があります。表題の通り、「美しいアーキテクチャ」
・・ソフトウェア・アーキテクチャの美しさについて、19人のITアーキ
テクトが書いた小論集となっています。
 業務アプリケーションSEの一人としては、普段、良いアーキテクチャの
恩恵を享受しながら、ややもすると、それを当り前のものだと受け取ってい
ます。その一方、機能拡張に大幅な変更工数が発生したり、性能が想定した
通り出ない、というような困った事態になってから付け焼刃的にアーキテク
チャにまで手を入れる改善を試みることにもなることしばしばです。そんな
身としては、そもそもアーキテクチャが担うべき役割をふまえて、意図して
作り込まれたアーキテクチャとアーキテクトの素晴らしさと重要性を再認識
させられました。
 (全文は、上記リンクからご覧ください。)
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[11] 連載「情報システムの本質に迫る:第48回」
  「『実践論』の情報システム学」     芳賀 正憲
 http://www.issj.net/mm/mm06/02/mm0602-b-gx.html

 日中が国交回復して最初の大規模技術協力プロジェクトで、中国のコンピュ
ータ技術者の教育を担当しました。わが国の仕事の進め方として、いわゆる
デミングの管理サイクル(PDCA)の理解は必須ですが、中国の技術者に
は、「PDCAが決して米国や日本に特有のものでないこと、1937年に
毛沢東の著した「実践論」に、PDCAと同等の内容が書かれていること」
を説明しました。
 毛沢東が、日本の侵略と国民政府による攻撃に打ち勝って中国の統一を成
し遂げたのは、「実践論」(と「矛盾論」)の考え方が基本にあったからだ
とも言われていますが、本稿でとり上げたのは、情報システムの本質モデル
との関連です。本年1月1日号のメルマガで、仮説実証法(PDCA)のサ
イクルが情報システムの本質モデルと言えるのではないかという提案をしま
した。毛沢東の著作は、実践を中心にそのプロセスを詳細に解説したものと
考えられます。
 (全文は、上記リンクからご覧ください。)
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4月25日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm06/01/mm0601-0-st.html
3月25日号は・・  http://www.issj.net/mm/mm0512/mm0512-0-3q.html
2月25日号は・・  http://www.issj.net/mm/mm0511/mm0511-0-2n.html
それ以前のメルマガは・・http://www.issj.net/mm/ (バックナンバー目次)

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