情報システム学会 メールマガジン 2010.1.1 No.05-9 [8]

(第6回 情報システム学会 全国大会・研究発表大会)
ベストプレゼンテーション賞 受賞の言葉

静岡産業大学 永田奈央美

 このたびは、ベストプレゼンテーション賞という栄えある賞を頂き、誠に有難うございます。情報システム学会関係者の皆様に、心から御礼申し上げます。
 コンピュータの世界は0と1ですが、教育の世界は0に限りなく近い1や、1のようで0でもあるというように、曖昧な部分、そして例外があります。そこに人と人との温かさを感じます。私は、このような特質を持つ教育の効果を高めるために、情報システムを活用するというアプローチに基づき、e-Learningの研究を行ってきました。本研究を通して、人がどう情報システムと関わっていくべきか、情報システムへインプットすべき真の情報は何かについて考えさせられました。
 研究に対する目的と根本を見失わなかった事、そして、情熱と志を持ち続けていた事が、このたびの結果に繋がったのではないかと自負しております。
 昨今では、インターネットやWeb技術の進展に伴い、情報社会から知識社会へと急速な進展がみられます。新たな知識の産出と流通が行われている中で、学習者が自立的に学び、積極的に社会へ参加・適応する能力を形成するために、情報システムをどう活用すべきか追究していきたいと思います。
 今後の研究・教育活動に大きな励みを頂きました事、改めて厚く感謝申し上げます。最後に、本研究の遂行にあたり、有益な御助言と御鞭撻を頂きました岡本敏雄先生、魚田勝臣先生、神沼靖子先生に厚く御礼申し上げます。