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         情報システム学会 メールマガジン
                 2007.11.25 No.02-08

[1] 理事が語る「使う人の立場に立った情報システム」(柏木直哉)
[2] 第30回理事会報告
[3] 第3回情報システム学会全国大会・研究発表大会のご案内
[4] 今道友信先生・特別講演会のご案内
[5] 研究会だより
   第10回「情報システムのあり方を考える」会の活動報告
[6] 連載「大学教育最前線:第4回 中部大学」 (前田和昭)
[7] 連載「情報システムの本質に迫る」第6回  (芳賀正憲)

 <編集委員会からのお願い>
 ISSJメルマガへの会員の皆様からの寄稿をお待ちしています。情報システ
ムの実践,理論などに関するさまざまなご意見をお気軽にお寄せください。
また,会員組織による人材募集やカンファレンス,セミナー情報,新書の紹
介など,会員の皆様に役立つ情報もお知らせください。
 宛先は,メルマガ編集委員会(issj-magazine■issj.net)です。
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[1] 理事が語る「使う人の立場に立った情報システム」
         柏木直哉(日本ユニシス)

 2年前に老舗の協力を得てICタグを使った実験を行った。客が一人一人自
分に関する情報の入ったICタグを持っていて,店に入って来たときに,その
人が誰なのか,過去の購買履歴がどうなのかが店にわかることで得られる長
所・短所を調べてみようという実験である。

 *全文は・・http://www.issj.net/mm/mm0208/mm0208-1.html
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[2] 第30回理事会報告(2007年11月17日開催)

  議題1 入退会会員の審議
  議題2 研究発表大会の準備について
  議題3 情報システム学懇話会の実施計画について
  その他,報告事項
 *議事録は,追ってこちらに掲載・・・http://www.issj.net/gaiyou/rijikai.html
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[3] 第3回情報システム学会全国大会・研究発表大会のご案内
               ***<<参加者募集中>>***

 第3回情報システム学会全国大会・研究発表大会が2007年11月30日(金),
12月1日(土)の2日間,新潟市の新潟国際情報大学中央キャンパスで開催され
ます。大会テーマは「情報システムによる価値の創造‥地域からの挑戦‥」
で,初めての地方大会です。皆さまの積極的な参加をお待ちしております。

 初日の11月30日(金)には,研究会の活動報告,論文作成のためのワーク
ショップ「年金記録管理システム問題討論会」を開催します。討論会のメン
バーは,司会が岩崎慎一,パネリストが上野南海雄,魚田勝臣,芳賀正憲,
松平和也の各氏です。総務省の年金記録問題検証委員会が10月31日に発表し
た報告書 http://www.soumu.go.jp/s-news/2007/071031_3.html#bt の事実
に基づき,問題の本質を討論します。

 2日目の12月1日(土)には,「災害と情報システム」をテーマとする特別
講演と研究発表会を予定しています。
 特別講演は,泉田裕彦・新潟県知事の「社会システムとしての救援・復旧・
復興活動(仮)」,株式会社コロナの今井辰夫IT企画部長の「業務の継続性
確保に有効な人間活動を含んだ情報システムの開発(仮)」の2件です。
 研究発表大会は,「災害と情報システム」「リスク対応」「情報システム
環境と技術」「人材育成」「企業システムの課題」「ITと情報システム」
「新しいアプローチ」の各セッション計44件の発表を予定しています。
 なお,事前に参加申込みをされた会員には発表論文ダウンロード用のパス
ワードをお送りしています。

*詳細はこちら・・・http://www.issj.net/conf/issj2007/workshop.html
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[4] 今道友信先生・特別講演会(12月8日)のご案内
                        主査 杉野 隆

 今道友信先生の講演会につきましては「生圏情報システム」第8回研究会
を兼ねて開催することをすでにご案内ずみですが、11月17日の理事会で
情報システム学会主催の特別講演会として開催することが決定されましたの
であらためてお知らせします。

 ご承知のように、今道先生はエコエティカ(生圏倫理学)の創始者として
世界的に著名で、情報システム学会創立総会の基調講演は、出席者に大きな
感銘を与えました。今道先生のご講演がきっかけで生圏情報システム研究会
が発足し、また研究発表大会でも、エコエティカをテーマとする発表が行な
われてきております。

 生圏情報システム研究会では、6回にわたりギリシャ以来現代に至る哲学
の歴史を学び、第7回で生圏倫理学の基礎を学習しました。
 今回の講演会では、提唱者の今道友信先生にエコエティカの最新の知見を
お話し頂くとともに、生圏倫理学を理念として新しい情報システム学をどの
ように組み立てていくべきか、ご指導を受けたいと考えております。

 学会員多数の皆様にご参加頂き、活発な議論が展開されることを願ってお
ります。なお、今道先生は、日本学術会議が新しいエネルギー学の創出を企
図したとき、その進め方について哲学者の立場から重要な提言を行なわれて
おります。

 講演テーマ 生圏倫理学(エコエティカ)(2)

  講師 今道友信先生
     東京大学名誉教授 英知大学教授
     哲学美学比較研究国際センター所長 国際形而上学会会長
     国際美学会終身委員、エコエティカ国際学会会長
            (当日、橋本典子先生にもご同席頂きます)

  日時 12月8日(土)10時〜13時

  会場 OGIS総研東京オフィス

       8階会議室(アラバマ&ジョージア)
       〒108-0023 東京都港区芝浦4丁目13番23号(MS芝浦ビル)
       JR山手線・京浜東北線「田町」駅から徒歩8分
       都営浅草線「三田」駅から徒歩10分
       http://www.ogis-ri.co.jp/corporate/h-03.html
       もしも正面玄関が閉鎖されていたら、ビルの裏の入り口から
       はいって下さい。裏の入り口は2箇所ありますが、駅から
       遠いほうの入り口が開いています。万一開いていなかった
       ときは、ビルの管理者(TEL3456−4908)に電話して
       下さい。

  *ご出欠を、12月6日(木)までにご連絡下さい。
             連絡先 芳賀 正憲(cqa12715■nifty.com)
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[5]研究会だより 第10回「情報システムのあり方を考える」会の活動報告

 「情報システムのあり方を考える」会(主査:伊藤重隆)は11月10日,中
央大学理工学部の会議室で第10回研究会を開催した。研究会は2部構成で,
第1部は富士通ディフェンスシステムエンジニアリング代表取締役社長の川
野喜一氏が「ディフェンスシステムにおける情報システム」と題して,続く
第2部は水野薬局代表の水野善郎氏が「調剤業務のIT化とIT業界への意見」
と題して,講演を行った(参加者は30名)。

 *詳細は・・http://www.issj.net/mm/mm0208/mm0208-5.html
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[6] 連載「大学教育最前線:第4回 中部大学」前田和昭

 久保田先生と西本先生という偉大な先生たちのあとに私の順番が回ってく
るとは思いませんでした。たいへん緊張しています。「大学教育最前線」と
いうことですが,お二人の先生とは少し方向を変えて,最近の情報教育に対
する個人的な意見を中心に述べようと思います。
 私が中部大学で仕事を始めた頃(10数年前)のコンピュータは高価だったと
思います。しかし,ここ数年間でコンピュータの価格はどんどん下がり,コ
ンピュータは日用品となり,誰でも所有できる時代になりました。その変化
のせいでしょうか,最近入学してくる学生と,その学生に対する情報教育に
対して「何かが違う」と感じるようになりました。その違いが必ずしも良い
方向へ向かっていないような気がします。
 *全文は・・http://www.issj.net/mm/mm0208/mm0208-6.html
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[7] 連載「情報システムの本質に迫る」第6回:芳賀正憲

 学会のジャーナルに浦昭二先生が,ある大学にそれまでの工学の枠になかっ
た学科が設立され,正課として初めてコンピュータ活用の専門教育が取り入
れられた経緯を書かれています。この学科では「IE・HE」「経済・経営」
「統計・OR」「計算機応用」を4本柱としてシステム思考のできるエンジニ
アの育成をめざした結果,4つの基礎分野が協調しあって期待通りの効果を
発揮,多くの卒業生が今日情報社会のリーダとして活躍されています(情報
システム学会誌Vol.2,No.1)。
 情報システム分野におけるこのようにエクセレントな事例の存在は,「現
場での応用に役立つ教育が行われていない」という,産業界からの厳しい指
摘を受けている多くの大学と対照的です。ビジネスの世界では,類似の業種・
業務で(ケースによっては類似していなくても)優れた成果を挙げている組
織がある場合,ベンチマーキングをすることが通例になっています。もし大
学で今までそれが行なわれてこなかったとしたら,そのこと自体きわめて問
題です。
*全文は・・http://www.issj.net/mm/mm0208/mm0208-7.html
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・本メルマガ中の記名入りの記事は執筆者の意見であり,ISSJの見解を表明
するものではありません。

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ISSJメルマガ編集委員会
 編集長:砂田 薫,副編集長:吉舗紀子
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