一般社団法人 情報システム学会
一般社団法人情報システム学会
システム開発方法論への科学的アプローチ研究会
 AI、IoT、人型ロボットなど、新たなIT動向が世間をにぎわせているが、「人間のための情報システム」をどのように構築すべきかという観点でいえば、我々は大きな課題に直面しているといえる。長く親しんできたシステム開発方法論を見直す機会の到来である。変化する現象の中に普遍的な構造や法則を見出すことができれば、奔流を突き進む航海を約束する方法論の構築が期待できる。本研究会では、こうした課題意識に立ち、「科学」の観点を武具とするアプローチによる新たなシステム開発方法論の可能性を探究する。
 今回は、当研究会の「真打ち」登場である。松平和也氏。システム開発方法論を我が国に持ち込み、我が国の情報システムの開発文化に決定的な影響を与えた一人である。情報システムの世界では歴史が顧みられることは少ない。だが歴史の真実に学ぶことで未来を見通す目を養うこともできる。当時、意を決して導入を決め、先導役を果たした企業の話の語り部を任せられる人は松平氏を置いて他にない。システム開発の世界が再び混迷に陥ったと思える今、あらためて原点を確認する学びの機会としたい。ぜひ語り部の声に耳を傾け、大いに議論を楽しみましょう。
 現場で悪戦苦闘していると、腰を落ち着けて「いま・ここ」を眺める目を失いがちである。我が国のIT企業の現場は時代の波に翻弄され続けてきた。だが、流されてばかりはいられない。船は今どこにあるのか、どこに向かえばよいのか。考える目を養いたい。まずは、老師の語りに耳を傾けてみよう。これまでと違う見え方に出会うだろう。その上で、新たな方向を模索してみようではないか。今回は、情報システムの歴史とともに人生を歩まれた、斯界の重鎮である芳賀正憲氏を講師に迎え、議論を楽しみます。
 我が国において、システム開発方法論が大企業にようやく定着し始めた頃に登場したのが、ERP であった。それから早や四半世紀が過ぎ、活用の当否を巡る議論もあったが、アカデミックな立場からは、そろそろケジメを付けたい。今回は、実務界に身を置きながら、大学院で、こうしたテーマを研究された、藤原紀章氏を講師に迎え、議論を楽しみます
 今回は、長年、データ管理ビジネスで活躍され、またDMBOK2の翻訳に深く関わってこられた黒澤基博氏をゲストスピーカーにお招きし、データ管理の過去・現在・未来について忌憚無くお話頂き、データ管理の面から方法論の原点を探る議論を楽しみます。
 今回は、自身の方法論=構築アプローチを厳に保ちつつ、思想と実践の両面から斯界をリードしてこられたシステム・アーキテクトの手島歩三氏を講師に迎え、「要求分析・定義アプローチの不正」という時宜にかなったテーマでお話し頂き、方法論とは何かの原点に迫る議論を楽しみます。
 今回は、情報システム学会システム開発方法論への科学的アプローチ研究会とIT勉強宴会の両団体のコラボ企画として、それぞれの方々に「開発方法論」という視点で解説して頂き、議論を楽しみます。
 今回は、方法論ビジネスの草分けである株式会社プライド様の北村充晴氏を講師に迎え、方法論とは何かの原点からお話を伺い、議論を楽しみます。
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